プロフィール

2001年、日本女子大学 文学部
卒業。 同年、テレビ朝日入社。
「ANNスーパーJチャンネル」
「BS朝日 激論!クロスファイア」
「ザ・スクープスペシャル」
「朝まで生テレビ!」
など、 報道、情報番組を担当。

過去のコラム

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セクシャルハラスメント

投稿日:2018年05月09日 15:34

最近、セクハラについて問われる機会が増えました。

取材相手の男性から、恐る恐る「これってセクハラになりますか?」と問われることも。

現場取材では戸惑いが広がっています。

 

もし自分の身に起きたら?

実際に起きたこともありますし、その時は「応じられない」と断りました。

記者にとって、取材の機会を自ら失うことは致命傷になります。

受け流せるか?受け入れるか?逡巡した上での判断です。

 

仕事をしていれば様々な局面に直面します。

ただ、セクシャルハラスメントほど、自尊心の逃げ場が閉ざされる行為はありません。

立場を利用した安易な気分転換、支配欲を満たすだけの趣味に、心身をすり減らす必要はない。

これまでの社会人経験から得た結論です。

場の空気を損なわないように振る舞いつつ、でも内心は深く傷つく痛みを、

せめて身近な人には分かって欲しい。

でも今は、世の中全体で考える段階に来ているのかもしれません。

 

他方、「女性だから得する」と言われることもありますし、

実際に、性別を理由に取材を許可された経験もあります。

ただ、セクハラを否定する以上は、性差を都合よく扱うことは出来ません。

 

仕事で何を大切にするか。

自分なりの職業倫理と照らし合わせながら、

何が良くて何がおかしいのかを、日々考えています。

 

朝ま生テレビ①

 

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原発事故から7年

投稿日:2018年04月02日 18:27

「朝まで生テレビ!」では、2011年に福島第一原発事故が発生して以来、

毎年この時期に原発問題をテーマに討論しています。

 

原発①

 

番組内で行ったアンケートでは、

「日本に原発が必要」と答えた方が全体の27%、

「不必要」と答えた方が70%でした。

 

原発②

 

世の中は、概ね原発に反対です。

去年の衆院選の公約を比較しても、各党が原発を低減させることで一致しています。

ただ、どうやって減らしていくかという具体的な議論に踏み込めていないのが

現状ではないでしょうか。

自民党は、原発低減に向けて具体的年限を切らないのでしょうか?

立憲民主党は、原発の早期停止に向けたリアリティをどう示すのでしょうか?

何らかの「判断」が出来る政治にこそ、エネルギー議論を深める必要性を感じます。

 

原発③

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朝生「女子会」

投稿日:2018年03月02日 13:51

今月の「朝まで生テレビ!」は、「女性論客大集合 激論!異議ありニッポン」をテーマに

パネリストが全員女性でした。

渡辺さんは取材でお休みのため、寺崎さんと司会を務めたこともあり、

いつもとは少し違う朝生に。

これまでも、女性だけの朝生は何度か放送してきましたが、今回は5回目。

女性論客だけで議論すると、田原さんがあまり声を荒らげないという客観的事実も…(笑)

 

写真①スタジオ3S

 

番組開始早々、さながら女子会に。

田原さんが「何を言っているか分からない!」と切り込んでも

「え?分からないんですか?」不思議そうな顔。

発言が重なりこそすれ、CM中含め、3時間議論が途切れることはありませんでした。

 

写真②スタジオパネリスト全景

 

番組では、「もし生まれ変わるなら、男性?女性?」というアンケートも取りました。

LGBTの友人は、「男であれ女であれ、幸せに生きられたらそれが一番だ」と。

性別の枠組みにとらわれない、言葉の深淵を垣間見た気がしました。

 

アンケート結果

 

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西部邁さんと野中広務さん

投稿日:2018年01月29日 16:04

先週、評論家の西部邁さん、野中広務元官房長官がお亡くなりになりました。

西部さんは、「朝まで生テレビ!」に何度もご出演頂きました。

 

野中さんとは、5年前に別の番組でご一緒したことがあります。

改憲勢力が2/3を占める前、憲法論議が今ほど現実味を帯びていない頃でしたが、

「憲法9条を変えてはならない。もし変えるようなら、国会の前で腹を掻っ捌く」と、

顔を真っ赤にして強い口調で仰いました。

後日、田原さんに「野中さんに圧倒されました」とお伝えしたら

「ダメだよ村上さん!そういう時は、腹を掻っ捌いた後にどうするのかを聞かなきゃ」と返され、

伝え手としての役割を痛感したことも思い出しました。

 

野中込3S

 

西部さんは、去年の朝生30周年パーティで初めてご一緒させて頂きました。

テンガロンハットを目深に被り、「表舞台は苦手」と仰いつつ、

「言論が死んではいけない」と、番組への思いを訥々と語って下さりました。

 

西部

 

お二人の強い発言を思い返すと、強調の奥には協調が滲んでいたように思います。

「排除」が取りざたされる時世の流れを強く感じました。 

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謹賀新年

投稿日:2018年01月09日 12:26

あけましておめでとうございます。

元日は「激論!“平成30年”日本の未来」をテーマに

白熱しました。

 

TMZ_2781

 

かつてこの番組内で、田原さんから

「村上さん、戦争は悪いと思う?」

と聞かれたことがあります。

咄嗟に「そう思います」と返すと、「なんで?」と。

「人の命を奪うからです」と答えたら、

「じゃあ、良い戦争と悪い戦争についてはどう?」

と問われ、

「自衛戦争と侵略戦争のことですか?」

と問い返しながら、

当たり前のことを考える重みと、

当たり前だからこそ忘れがちなことを

改めて突きつけられました。

 

TMZ_2695

 

誰しもが「平和」を願ってやまないと思います。

ただ、その定義は人それぞれです。

集団的自衛権の行使も、非武装中立も。

自分の考える戦争や平和とは何なのかを、

ゼロから考える年初めでした。

 

今年も、どうぞよろしくお願い致します。

 

朝生2018

 

 

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今年もよろしくお願い致します

投稿日:2018年01月05日 13:48

朝生は今年で31年目を迎えました。

年明け早々ですが、なかなかブログが更新できず申し訳ございません。

 

政治は「一寸先は闇」と言われますが、去年はまさにそのことを体感した一年でした。

都議選で吹き荒れた小池旋風は、

いきおい解散総選挙での政権交代を刹那に捉えたことも確かです(本当に「一刹那」でしたが)。

結果、自民党の圧勝。

安倍一強なのか、一驚なのか、とかく政権の盤石さを目の当たりにしました。

 

「政治は結果論ですから」総選挙後の、野党代表者の言葉です。

年の瀬になって、再度選挙を振り返ってもらうと「遠い昔のことのようだ」と。

 

「闇の先に光明を見出せ」と書くのは簡単です。

見えない、見せない、見ようとしない。

それぞれに「メディア」「政治家」「有権者」を順不同に当てはめたら、

尤もらしい理屈は成り立ちそうです。

 

祐子抄①

 

「ちょっと待って!それはどういうこと?」

やり過ごそうとすると、強烈な「待った」をかける人がいます。

 

祐子抄②

 

引き続き、2018年もどうぞよろしくお願い致します。

 

花の写真

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「朝まで生テレビ!」30周年

投稿日:2017年04月25日 11:45

永田町で取材する際、カメラが回っていない場所では基本的にオフレコ扱いになる。

移動中など僅かな時間の合間を縫って記者は質問を繰り出し、政治家はそれに応える。

対象者との距離の近さは、小声を聞き取るための策であり、

「ここだけの話」を聞き取れる関係性をも表す。

 

政治家の記者会見には常にカメラが入るので、オンレコ取材だ。

政治家の真正面にカメラが構えられ、それを背負った形で記者が挙手する。

共謀罪、憲法改正、天皇陛下の退位など。

政治家は質問者に答えると同時に、カメラの先へと言葉を発する。

 

もっとも日常生活においては、カメラが回っていないことが大半だ。

確かに撮影中はそれなりに身構えるし、簡単には真意も話せない。

オンとオフは、本音と建て前でもある。

 

ところが、田原総一朗さんにはそれがない。

カメラがあろうとなかろうと常にオン状態で、相手にも同様を求める。

「どう思う?」「なんで?」放送中はもちろん、CM中も議論は継続し、

放送後のメイク室でも、打ち上げの会議室でも、議論は続く。

結果、互いの本音だけがその場に残る。

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「朝まで生テレビ!」の放送開始から30年が経つ。

 

_20170413_151304 村

 

先日、30周年を記念してパーティが行われ、歴代のパネリストやMCが集まった。

再会を懐かしみ、話に花を咲かせ、気づけば激論になっていた。

言論の自由。

むしろ、言論は自由だ。

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朝生の「席次」

投稿日:2017年04月03日 18:45

2月末。スタジオには一足早く菜の花が咲きました。

スタジオ広い絵  照明 菜の花

2月のテーマは「安倍政権と日本の未来」。

自民党、公明党、民進党、共産党-4名の政治家にお越し頂きました。

 

最近では、朝生のパネリスト席は、画面に向かって右手に与党、

左手に野党の政治家が座ることが多いようです。

昔は違ったいたそうで、時代時代で席次も変化しているとか。

とはいえ、「右」「左」に縛られることなく、論戦自体は縦横無尽で立体的。

 

討論席が一覧でわかる様な写真

 

中でも、田原さんの真向かいのパネリスト席に座る方は、

言葉の飛距離を伸ばすことに苦労されるようです。

 

田原さんから遠い、この日は三浦さん。二人の距離感・関係性がわかる写真

 

田原さんから一番遠いため、頻繁にはアプローチ出来ない。

その分、大太鼓さながらの、どどんと重みある一言を心掛けるのだとか。

 

折しも先月から、政治部内での担務が変わりました。

官邸を半年、自民党を一年間担当した後、野党を担当しています。

与野党それぞれから見える永田町を、

こちらも立体的に取材出来たらと思っています。

 

田原・寺崎・村上3st

※2月の放送は渡辺宜嗣さんが3.11取材のためお休み。寺崎貴司さんと進行を務めました。

 

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謹賀新年

投稿日:2017年01月11日 14:27

明けましておめでとうございます。

 

政治部に異動して1年が経ちました。

日々の朝回り、夜回りを始め、永田町を走り回っており、

こちらも1年ぶりの更新となってしまいました。大変申し訳ございません。

 

「朝まで生テレビ!元旦SP」では、2017年の国際情勢と

課題山積の日本について激論を交わしました。

スタジオも普段以上に豪華絢爛。美術スタッフの皆さんの腕の振るいどころです。

オンエア当日の朝から、丸一日かけてスタジオセットの建て込みを行います。

 

 

 

 

MC陣も和装で晴れやかに。

田原さんの和装も拝見したいところですが、30年来のスタイリストさん曰く

「議論に熱が入るあまり、身振り手振りで着くずれしないとうに」と、

お馴染みのライトグレーのスーツです。ネクタイは、新年らしく艶やか!

 

 

朝生②

 

例年、生放送の後は出演者とスタッフの皆さんによる打ち上げが行われますが、

今年は取材対象者の近影撮影のため、デジカメ片手に都内の神社に直行しました。

取材は、アポイントメントなしで臨むことも多々あります。

この日は日暮れまで10時間の張り番となりました。

何時間待とうが、映像が撮れなければオンエアにはつながりません。

スタジオでは生の声を、現場では生の情報を追い求めてまいります。

 

1987年4月に放送を開始して以来、番組は今年で30年目を迎えます。

引き続き、「朝まで生テレビ!」をどうぞよろしくお願い致します。 

 

朝生①

 

2017年1月

村上 祐子

 

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起点と終点

投稿日:2015年10月26日 11:36

長い夏が終わりました。
秋も深まり、季節外れのご挨拶ではございますが…。
7月をもって、アナウンス部から政治部に異動しました。
「朝まで生テレビ!」は引き続き担当しながら、
現在は官邸クラブで記者として一から学んでいます。

朝生①

同じ政治報道の分野においても、
アナウンサーと記者ではおよそ仕事の内容や視点が異なります。
スタジオで第一に求められたのは、安定感と安心感。
落ち着いた表情で、聞き取りやすく、1秒の過不足なく伝える。
記者になって痛感するのは、今まで伝えていたニュースが出稿に至るまでに、
どれだけの情報に触れ、精査され、取捨選択を繰り返されてきたのかということ。
ニュースの終点を担うアナウンサーと、起点を掘り起こす記者。
双方を経験することで何が見えてくるのだろうと、
暗中模索、右往左往の中、永田町を日々走り回っています。

戦後70年談話が発表され、安全保障関連法案が採決されました。
田原総一朗さんからの「村上さん、どう?」という問いかけは、記者になった今も同じ。
世の中の漠然とした空気を切り取るのか、取材から見えてくるものなのか、
解説なのか、提言なのか、感想なのか。
起点と終点。
立ち位置が変わっても、言葉で伝える重みに変わりはありません。
解を探しながら、眼前に心して臨みたいと考えています。

異動に伴ってコラムをしばらくお休みしていましたが、
この度、再開させて頂くことになりました。
アナウンス部時代のバックナンバーもご覧頂けますので、
よろしければお立ち寄り下さい。

引き続き、これからもどうぞよろしくお願い致します。

朝生②

2015年10月25日
村上 祐子

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