今月のテーマは「激論!外国人労働者問題と日本の未来」でした。
政府与党は、入管法改正案の来年4月の施行を目指していますが、
野党側は「法案が生煮えな上に議論が拙速だ」と反対していて、
与党内からも、準備不足を認める声が上がっています。
会期末を10日に控え、国会での論戦の舞台は参議院に移っています。
与党側は、会期内に法案を成立させるスケジュールを崩していません。
日本国内が人手不足であることは明らかです。
それをどう打開していくのでしょうか?
外国人を受け入れるにしても、その制度をどのように整えていくのでしょうか?
どれぐらいの時間が必要なのでしょうか?
そもそも、外国人労働者を短期的な労働力と捉えるのか、
将来を見据えて共生を目指していくのか。
番組内では、与野党双方から「移民」という言葉を使うことに対して慎重な意見が相次ぎました。
「言葉に対するアレルギーが未だに拭えない」とのことです。
ただ、そこを曖昧にしたままで、政策を通じて目指す将来像は見えてくるのでしょうか。
番組最後で発表したアンケートの結果は、
「外国人労働者受け入れ拡大に『反対』」が65%となりました。
議論を通じて、様々な論点があぶり出された結果と感じます。