今月のテーマは「新型コロナウイルス 緊急事態宣言と日本」でした。
全国に緊急事態宣言が出て10日以上が経ち、
期間は大型連休中の5月6日までとされていますが、延長は不可避な状態です。
※渡辺宜嗣さんは新型コロナウイルス対策シフトのため、今月は寺川俊平アナウンサーが担当しました。
この番組は1987年に始まり、今年で34年目になります。
今回は感染拡大を防ぐため、番組開始以来初めての中継による討論に臨みました。
普段はパネリストの皆さんが同じ空間にいることで、
交わす言葉が重なり合い、時として強く跳ねることがあります。
今回は場所が離れていることで、討論を通じて「お先にどうぞ」の姿勢が強調されたような。
反論するにしても、相手の意見を聞いたうえで、持論を述べる。
これはこれで、新しい現ロ空間の在り方かもしれません。
視聴者の皆さんからは、
「あなたは政府の緊急経済対策をどう思いますか?」との問いかけに対して
たくさんのご意見を頂きました。
医療従事者の娘を持つお母さん。
大学受験を日会えている学生さん。
通底していたのは、先が見えないことへの不安や、現行制度への不満です。
店舗が軒並み休業し、街の景色も様変わりしました。
今まで当たり前だった価値観がさらりと覆される局面にあることを痛感します。
未だ、何を以て「終息」とされるのか、明確な解が示されていません。
コロナ後の社会は、コロナとの共存を余儀なくされるかもしれない。
そんな声が聞こえてくる中で、
我々記者も、記者会見はリモートでさんかしたり、夜討ち朝駆けはしばらく控えたりするなど、
働き方が随分と変わりました。
情報収集や伝達の手法が変わっても、
その質が落ちることのないよう、ステイホームで思いを巡らす日々です。