今月のテーマは「激論!菅新政権」でした。
夏から秋へと、季節の移ろいを実感する間もなく、
永田町も同様に、安倍政権から菅政権へと変わりました。
政権の滑り出しは順調で、ANNの世論調査でも6割以上の高い支持率です。
「安倍政権の継承」と掲げて発足こそしましたが、早速「菅カラー」を打ち出しています。
「デジタル庁創設」「携帯電話料金の値下げ」「不妊治療の保険適用」など、
より生活に根差した政策に特化した印象を受けます。
一方、野党も合流が実現し、150名からなる立憲民主党が新生しました。
臨時国会を来月下旬に控えるなか、目下の与野党共通の課題はコロナ対策です。
切羽詰まった日常だからこそ、建設的且つ迅速な議論が求められます。
外交に目を転じると、菅総理は各国首脳と立て続けに電話会談を行っています。
コロナ禍において対面が実現しない中、
アメリカ、韓国、中国、ロシアとの会談が既に終了しました。
いわゆる「ワクチン外交」が、自国の影響力を高めることだけに終始しないためにも、
日本主導でワクチンの公平な確保を支援してもらいたいところです。
気付けば今年もあと2か月です。
猛暑のマスクで息苦しい時期もありましたが、
冷却効果のある商品が開発されたり、持ち運びに便利なマスクケースが販売されたり。
「新しい生活様式」を、知らず知らず取り入れていることに気づきます。
そして、「生活」そのものを支えるために問われているのが、政治の役割です。