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Vol. 13
岡田洋子アナの「アナの一分(いちぶん)」 |
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“一分”とは…譲れないもの
私が思うに“武士の一分”とは、
武士であり続けるために決して失くしてはならないもの。
坂東三津五郎さん扮する島田藤弥の卑劣さに途中憤慨していた自分がいた…。
しかし、それだけ卑劣な人間でも武士であるための一分というものを持っていた。
これには美学すら感じてしまう。
映画の中では、あの木村拓哉さんが「〜でがんす。」などと
庄内弁(山形県の方言)を駆使しています。
その意外性に一瞬戸惑うも、
これはもしやアドリブでは…??と思われる木村拓哉さん扮する新之丞のコメントに
時折、クスッと笑ってしまいます。
そのせいか“時代劇”であるにもかかわらず、
知らぬ間にぐっと身近に、現代に置き換え、自分に置き換えて見てしまうのも
この映画の魅力です。
詳しくは公式HPを見てくださいね。
http://www.ichibun.jp/
さて、「アナの一分」ですが…
仕事に復帰して、アナウンサー塾、アナウンサー試験と携わり、
アナウンサーを目指す学生と接触してみてしみじみと思います。
アナウンサーに必要なもの。
アナウンサーであり続けるために決して失くしてはならないもの… |
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それは「“好奇心”」!
「見たい、知りたい、聞きたい」この欲求がなくして、
視聴者に生き生きと物事を伝えることは出来ないと思います。
ニュースを伝えていても、
視聴者からはただ読んでいるだけとしか思えないかもしれません。
でも、そのニュースの背景を理解しようとしなければ、
文章はただの字づらにしかならず、その音の羅列では耳に何も残りません。
そう!何も伝わってこないのです。
理解してはじめて文章に命が吹き込まれ、生き生きとしてくるのです。
もちろんリポートもしかり!!
アナウンス部にいる面々は“好奇心”に満ち溢れています。
思うに“好奇心”がなくなるときは、永眠するとき以外考えられない!!
アナの一分、すなわち“好奇心”。 |
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