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ニュージーランド南島 大自然と動物に出会う旅編 撮影日記

女性もタッチラグビーで盛り上がっていた
ラグビー大国!ニュージーランド
南島最大の都市クライストチャーチの中心地には、主要な観光名所にアクセスの良いトラムが走っている。1周およそ50分。古い伝統ある石造りの建物が続いたかと思えば、角をひとつ曲がると、モダンなショップやカフェが並ぶ。観光客は、乗り降り自由の1dayパスを買って街を巡ったり、ゆっくり車窓を眺めたり、自分なりのトラムの旅を楽しんでいた。
そんなクライストチャーチの中心地から少し離れると、ニュージーランド人の暮らしに触れることが出来た。ラグビー大国のニュージーランドは、ラグビー用のグラウンドが郊外に点在している。ある水曜日の夜8時、仕事を終えた人々が集い、練習試合をしていた。
広いグラウンドでは、同時に6試合ほど始まっていたが、見慣れたラグビーとはちょっと違った。子供から大人まで性別関係なく、たくさんの人が楽しんでいたのは、タッチラグビー。タックルの代わりに相手にタッチするというルールで、誰でも気軽にできる。全力疾走で思いっきり体を動かし、仲間にボールをつなぐチームプレーの面白さが魅力だ。仕事終わりのリフレッシュにみんなの顔から笑みがこぼれていた。
カメラを向けると、ハイテンションの選手たちがポーズをとってくれ、ニュージーランド人の陽気で人懐っこい一面を見ることが出来た。試合を終えた人たちが、ある建物に続々と入っていくのでついていってみると、そこはパブだった。コーディネーターさんに聞くと、グラウンドにはこういうパブが併設されていることが多く、体を動かした後はみんな1杯仲間とひっかけるのだという。なんだか、日本でもよく見る光景で、万国共通の文化を感じた。
ニュージーランド南島の大自然と動物に出会う1100キロの旅の撮影日記は今回が最終回。次回からは美しい花の中を駆け抜ける、オランダの車窓の旅が始まります!
ディレクター 福良 美佳
ゲームの後はパブで一杯
夕方5時、夏のニュージーランドは日が長い