ケニア・タンザニア 大自然と動物に出会う東アフリカ2000キロの旅 撮影日記

- 放牧されているヤギとヒツジの間を走る列車
- ケニアの言葉と食
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ケニアでは多くの人がトリリンガル、つまり3つの言語を話すと言われています。公用語のスワヒリ語と英語。そして出身部族の言葉。例えばマサイ族であればマサイ語、キクユ族のキクユ語などがある。ケニア人のコーディネーターは現地の人と話す時、状況に応じて英語、スワヒリ語、部族語を自在に使い分けていました。最初は英語で話し、打ち解けてくるとスワヒリ語や部族語に変わっていくような感じ。その様子は見ていてなんとも興味深いものがありました。日本でも知られているスワヒリ語の挨拶「ジャンボ(こんにちは)」は実は現地ではあまり使われていないようで、代わりによく聞いたのが「マンボ」という言葉。英語の「What’s
up?」に近いニュアンスで、私も現地のドライバーに挨拶する時に使い、すぐに仲良くなれました。「ありがとう」という意味の「アサンテ」は「アサンテ
サーナ」と言うと「どうもありがとう」という丁寧な感謝を伝える言葉になります。そして取材中よく耳にしたのが「サワ」という言葉。「わかった」「OK」といった意味で「サワサワ」と繰り返すこともある。何かお願いするたびに、この言葉とともに温かい笑顔が返ってきた。
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食事については、現地に行く前は少し心配していましたが、実際には私の口によく合いました。主食は「ウガリ」と呼ばれるもので、トウモロコシの粉をお湯で練り上げたものです。もっちりとした食感で、手で丸めながら食べます。味はシンプルですが、肉や煮込み料理などのおかずと合わせるのが定番で、日本でいえばお米のような存在です。「ニャマチョマ」は肉の炭火焼きで、牛肉や鶏肉のほか、ヤギ肉も人気があります。ヤギ肉を食べるのは初めてでしたが、臭みが少なく、羊肉に近い風味でなかなかおいしい。今回同行したカメラマンは沖縄出身で、ヤギ肉を食べ慣れているそうで、大変気に入っていました。お店では肉が焼き上がるまでの間、大きなマグカップに入ったスープが出てきます。ヤギの骨をハーブで煮込んだもので、ほのかな苦みとクセのある味わいが特徴。沖縄のヤギ汁に似ていると、カメラマンは嬉しそうにおかわりしていました。
- ディレクター 真鍋 耕治

- 店主が炭火でじっくり焼きあげる

- ヤギ肉のニャマチョマ