の祭」で使われるトロンボーンのグリッサンドは効果抜群。なんの説明がなくとも、酔っぱらいが千鳥足で歩いている様子が伝わってきます。さすがオーケストレーションの達人レスピーギ。バルトークの「管弦楽のための協奏曲」でもト
たりで会話しているようなワクワクするような旅のはじまり」とおっしゃっていましたが、まさにそんな心浮き立つ様子が目に浮かびます。加えて、おふたりの演奏からはベートーヴェンならではのパッションが伝わってきました。三
せん。そこで真央さんは自作のカデンツァを披露してくれました。18歳で書いたそうですが、まさに才気煥発といった様子ですばらしいですよね。これぞ協奏曲の醍醐味だと感じ入りました。 飯尾洋一(音楽ジャーナリスト) コメント(0) 記
意味があります。コロナ禍における孤立を題材に掲げつつ、テーマを弦楽器とピアノの間で受け渡しながら発展する様子に、一歩ずつ着実に前に進んでゆくようなポジティブなエネルギーを感じます。クラシカルな雰囲気のある曲で
「モダン」なのだとか。スタイリッシュで華やかなテイストがありましたよね。曲が進むにつれて次第に音楽が白熱する様子がとてもスリリングでした。 レ・フレールが演奏したのは「Joker」。こちらは吉田兄弟とは逆で、楽器が西洋で曲調が和
んだそうです。スペインの闘牛でいうところの「オーレ!」みたいなものでしょうか。曲調から人々の熱気が渦巻いている様子が伝わってきます。闘牛というと、ついビゼーの「カルメン」を連想してしまうのですが、情熱的な表現はどこか一脈
もあり、春は別れと出会いの季節に重なります。喜びだけではなく、しばしば寂しさをにじませるのが日本の春。そんな様子が音楽からも伝わってきたのではないでしょうか。 飯尾洋一(音楽ジャーナリスト) コメント(0) 記事URL mixiチェック
ギローがオーケストラ用の組曲に仕立てました。2種類の民謡が組み合わされて、熱狂的なクライマックスへと至る様子は迫力満点です。 「ベルサイユのばら」より「薔薇は美しく散る」は、檀れいさんと石丸幹二さんのデュエットで。オーケ
ョパンらが互いに作品を献呈し合っているというお話がありましたが、同世代のライバルたちが切磋琢磨している様子が伝わってきて、すてきなエピソードですよね。 最後に演奏されたのはフランクの代表作、ヴァイオリン・ソナタ。友
ジェヴさんのおふたりをお招きしました。コンクールのときの緊張した雰囲気とは違って、すっかりリラックスした様子で会話しているふたりの姿を見ると、なんだかほっとしますよね。 近年はコンクールでの演奏、さらに受賞者の発