稿日:2021年09月25日 10:30 今週は第30回出光音楽賞受賞者ガラコンサートの模様をお届けいたしました。会場は東京オペラシティコンサートホール。本来であれば昨年開催されるところでしたが、コロナ禍により、一年延期して無観客で
ということになるでしょう。「序曲」は「ドラクエ」シリーズ全体のテーマ曲というべき名曲。映画のオープニングテーマやオペラの序曲と同じように、音楽で物語の世界観を伝える大切な役目を担っています。「ドラクエ」の舞台は騎士、戦士、僧
タインの音楽の力があってこそでしょう。 バーンスタインの舞台作品のおもしろいところは、ミュージカルでもありオペラでもあるところ。「ウエスト・サイド・ストーリー」に限らず「キャンディード」や「オン・ザ・タウン」なども、ミュージカルと
歌声をたっぷりと味わうことができました。訳詞を見なければ意味がわからないという点では、クラシックの歌曲やオペラを聴くときと同じ心構えを要するのですが、シマ唄には言葉を超越してダイレクトに伝わってくる生々しい
は何人もの登場人物が同時に対話しているところがおもしろいですよね。ついロッシーニなど、コミカルなイタリア・オペラの重唱の場面を連想してしまいます。これを器楽だけで表現してしまうのが、エリックさんのアレンジのマジ
かな曲想で有名ですよね。シェイクスピアの「夏の夜の夢」の上演に際して作曲されました。もうひとつはワーグナーがオペラ「ローエングリン」のために書いた「結婚行進曲」。こちらはゆっくりと歩くような曲調で、新郎新婦入場の場面でよ
いただきました。 サッカー名曲としてまっさきに思い浮かぶのが、日本代表の応援歌にも使われるヴェルディ作曲のオペラ「アイーダ」の「凱旋行進曲」でしょう。「アイーダ」は古代エジプトを舞台とした人気作。エジプトの将軍ラダメスと敵
け高揚感にあふれた特別な傑作だと思います。作曲当時、プラハの街ではモーツァルト旋風が巻き起こっていました。オペラ「フィガロの結婚」がプラハでセンセーショナルな成功を収め、モーツァルトはこの地で大歓迎を受けます。その
が絶妙のバランスで溶け合って、ゆるやかで瞑想的な音楽の流れが生み出されていました。角野さんが途中から東京オペラシティのパイプオルガンを弾いていたのにはびっくり。 LEOさんの選曲は「20211201」。曲が書かれた日付がタイトルにな
みにこの第1曲に続く第2曲が、映画「アイズ ワイド シャット」で使われていました。 最後はクラクションで演奏されたオペラ「ル・グラン・マカーブル」の前奏曲。クラクションを楽器として使った例としてはガーシュウィンの「パリのアメリ