アボリジナル文化に触れる オーストラリア南部の旅 撮影日記

- カフェがひしめくメルボルンの細い路地
- メルボルン食事情
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メルボルン到着の朝、さっそく街並みの撮影に向かった。メルボルンは、移民を積極的に受け入れることで発展してきた都市。実際、リトル・イタリーやチャイナタウンなど、通りを撮影しているだけで、国際色豊かなメルボルンの様々な一面を垣間見ることが出来た。特に印象に残ったのが、ベトナム人街。ベトナムの店が多いと聞いてやってきたが、香港や韓国など様々なアジアの店が立ち並んでいて、一瞬どの国にきたのかわからなくなるほどだ。フォーを食べる人々やお客さんが途切れないバインミー屋さんなどを撮影していると、なんだか食欲も刺激されてきた。少し早めのお昼をとることにし、ベトナム料理屋さんに入ってみると、店員もお客さんもベトナム語を話しているような…。頼んだ牛肉のフォーはおいしく、量も多くてお腹いっぱいだ。
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そして、この日の取材のメインはカフェの撮影!メルボルンといえば、カフェ文化が有名。1950年代以降、イタリアからの移民が多くやってきてからカフェ文化が広まったらしい。確かに、見かけるカフェはどこも大繁盛で、お客さんたちも楽しそう。取材をしたのは、フリンダース・ストリート駅からすぐの路地にあるクラシックなカフェ“デグレーブス・エスプレッソ・バー”。町の中心にできた最初のカフェのひとつだ。さっそく定番のコーヒーとカフェラテを注文。カフェラテは、ラテアートを描くところから撮影させてもらった。あっという間に美しいラテアートが完成!世界屈指のコーヒー文化都市と呼ばれるこの街のバリスタ技術を間近に見ることができて感動した。撮影を終えたらさっそく味を確認。頂いたコーヒーは、酸味強め。オーダーしたもの以外にも植物性のミルクを使ったカフェメニューもあり、バリエーション豊か。それぞれの好みを追求できるのがこの街のカフェの魅力なのかもしれない。
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メルボルンは、世界で最も住みやすい都市に毎年ランクインしている。確かに、これほど多文化な町なら住みやすいだろう。もちろん日本食レストランも至るところで目にする。お米が大好きなわたしでも、メルボルンなら住めそう、と考えていた。
- ディレクター 安部 真理恵

- オーストラリアとはわからないアジアンマーケット

- 見た目もおしゃれなケーキとカフェラテ