とか。エアギターではなく本当に弾けるほうきギターという発想は秀逸です。ヴィオラやテューバといった、ふだんは主役を務めない楽器が健闘しているのも印象的でした。オーケストラとの共演が実現したら、どんな音楽を奏でてく
も目立つのは高音楽器です。弦楽器ならヴァイオリン、木管楽器ならフルート、金管楽器ならトランペット。オペラでも主役はテノールかソプラノ。それなのに「目立ちたいから」という理由でコントラバスを選んだのがYu-Kaさん。ヴァイオ
じていないか。行間にビートがある」とおっしゃていました。これはポップスならでは。クラシックでは常にソリストが主役で、伴奏はソリストに付いていくもの。ソリストは一定のビートを刻むのではなく、微妙なテンポの揺れによって
ト・ディズニーが莫大な製作費と時間をかけて作り上げた伝説的な名作です。 なかでも有名なのはミッキーマウスが主役を演じる「魔法使いの弟子」。フランスの作曲家デュカスが、ゲーテの原作に触発されて書いた交響詩です。見習いの
シロさんによる金管楽器+ドラムスの編成。テューバにもソロが用意されていて、山田和樹さんの言葉通り、「7人全員が主役」。パワフルで重厚な響きは7人の演奏とは思えません。 2曲目は、吹奏楽の定番「宝島」。伊賀拓郎さんのアレンジで、7
ズバンド」の第2弾。吹奏楽の魅力は大編成だけではありません。わずか7人でも多彩な表現が可能、しかも7人全員が主役になれるのがブリーズバンド。前回の放送に寄せられた反響をふまえ、今回のテーマは演奏の難度を下げること、
のない名曲だと思います。 7人制吹奏楽「ブリーズバンド」は番組発の新しいスタイルの吹奏楽。7人だからこそ、全員が主役になれるのが特徴です。大人数で演奏するばかりが吹奏楽ではありません。今から約100年前、第一次世界大戦とス
ニスト、辻彩奈さんが共演を熱望したのは、「色っぽいギターを弾く」という大萩康司さん。クラシック音楽ではもっぱら主役を務めるヴァイオリンと、さまざまな民族音楽をはじめあらゆるジャンルで用いられるギターでは、あまり共演
の心」。こちらは金管楽器中心の編成で、ふっくらとした厚みのある響きで奏でられました。ブリーズバンドでは全員が主役、低音楽器のテューバにもソロが用意されています。柔らかいブラスの響きがノスタルジーを喚起します。この楽
楽章に登場する有名なメロディを演奏するのはイングリッシュホルン。普段はサポート役のセカンド奏者が、一気に主役に躍り出ることもあるのです。 最後のセカンド奏者だけで演奏するベートーヴェンの交響曲第7番は新鮮でし