オリニスト兼作曲家です。あまりの超絶技巧ぶりに「悪魔に魂を売り渡した」とまで噂されました。そんなパガニーニが書いたとびきりの難曲が「ゴッド・セイヴ・ザ・キング」による変奏曲。イギリス国歌としてスポーツシーンでもおなじみの「
ツァ(終結部直前のソロの部分)を残していません。そこで真央さんは自作のカデンツァを披露してくれました。18歳で書いたそうですが、まさに才気煥発といった様子ですばらしいですよね。これぞ協奏曲の醍醐味だと感じ入りました。
れる歌曲王。なかでも歌曲集「白鳥の歌」に収められたこの「セレナーデ」はよく知られています。通常はレルシュタープが書いたドイツ語の原詩で歌われますが、今回フミヤさんが歌ったのは松本隆さんによる現代日本語訳。以前、当番組の「
なると、戸外でも演奏できるような小編成で多楽章の合奏音楽をセレナーデと呼ぶようになります。モーツァルトが書いたいちばん有名なセレナーデは「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」。ナハトムジークはドイツ語で「夜の音楽」という
異なるバックボーンを持ち、数学的なアイディアをもとに独創的な音楽語法を作り上げました。 数学を駆使した曲を書いたというと、聴く人を遠ざけるような難解で冷たい音楽をイメージするかもしれないのですが、お聴きいただい
人の作曲家が楽章ごとに分担して作曲するという珍しいアイディアにもとづく作品ですが、現代ではブラームスが書いた第3楽章が単独で演奏されることがほとんどだと思います。エネルギッシュな「F.A.E.ソナタ」、そして最後に演
クスピアの「夏の夜の夢」の上演に際して作曲されました。もうひとつはワーグナーがオペラ「ローエングリン」のために書いた「結婚行進曲」。こちらはゆっくりと歩くような曲調で、新郎新婦入場の場面でよく使われます。実用性が高いのが
て楽しいですよね。 「ミッション・インポッシブル」の作曲者ラロ・シフリンは、ある記者会見で「どうして5拍子でこの曲を書いたのか」と質問されて、「今、惑星間飛行の影響で宇宙から電波が届いているのは知ってますよね? 宇宙人は5本足で、
振りが印象的でしたね。 続いて演奏されたのはブラームスの幻想曲集作品116より第4番「間奏曲」。晩年のブラームスが書いたピアノのための小品です。この時期のブラームスの小品には孤独感や諦念を感じさせる作品が多く、どちらか
さについて音楽家のみなさんといっしょに掘り下げてみました。 ベートーヴェンはすぐれたスケルツォをたくさん書いた作曲家だと思います。ピアノ・ソナタ第2番に登場するスケルツォで表現されるのは、「ひょうきん」と「まじめ」の対