987 | 988 | 989 | 990 | 991 | 992 | 993 | 994 | 995 | 996 |

2006年12月20日

激撮 北朝鮮は今も… 対韓国侵攻<gンネル

激撮 北朝鮮は今も… 対韓国侵攻<gンネル

北朝鮮が韓国に向け密かに掘り続けていた「南侵トンネル」は70年代、故金日成主席が「1つのトンネルは10個の核爆弾より大きな威力がある」と教示したのを受け、掘削が本格化したとされる。北朝鮮からの南侵トンネルは20本以上と推定されているが、韓国軍がこれまでに発見したのは4本にとどまっている。こうしたトンネルで、軍事境界線の地雷原を避け1時間に3万人の兵士を韓国軍の背後に送り込むことが可能とされる。


トンネル内部の撮影は国防上の情報管理を理由に禁じられているが、今回、特別に許可がおりた。韓国軍が2番目に発見した「南侵第2トンネル」にカメラが入った。


今回取材した第2トンネルは軍事境界線を越え、1.1Kmと最も韓国側まで掘り進んだものだった。
トンネルの全長は3.5Km。しかし北朝鮮側の坑道の詳細は明らかにされていない。途中、トンネルを発見した韓国軍に対して北朝鮮側が作った遮断壁があった。壁を壊そうとすると地雷が爆発する仕掛けになっていたという。その先のコンクリートの壁には自動的に発射できる機関銃が設置されていたという。トンネルが発見された1975年、突入した韓国軍兵士8人が仕掛けられた罠によって命を落とした。北朝鮮側との境界まで300mの地点。その先は軍の機密に抵触するとの理由で撮影は許されなかった。


「私は最近まで北の国境付近でトンネルを掘削していた軍人でした。軍事用だと思います。韓国の方に通しているのは確かです」。そう話すのは一昨年まで韓国へ向けたトンネルの秘密工事に携わっていたという北朝鮮の現役軍人だった脱北男性。彼によると北朝鮮は今もなお、韓国へのトンネルを掘り進めているという。
韓国の専門家、北韓研究所の朴憲玉常任研究委員は「北が韓国を戦争の対象とする軍事政策を持っている限り南侵トンネルに執着し続けるだろう」と北朝鮮がトンネルの掘削をやめるはずはないと指摘する。


北朝鮮の南侵トンネルが相次いで発見されたのは1972年の南北共同声明の直後。韓国では平和的な南北統一への期待が高まっていた。当時と6カ国協議が再開した現在を重ね合わせる人は少なくない。朴氏も「北が笑顔で対話に臨んでくる時は裏で何をしているか見なければならない」と話している。



987 | 988 | 989 | 990 | 991 | 992 | 993 | 994 | 995 | 996 |