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2007年2月27日

再び戻った塀の中で〜北海道・旭川刑務所

再び戻った塀の中で〜北海道・旭川刑務所

北海道の旭川刑務所は、長期や再犯の受刑者を収容している。
殺人や強盗などの重大な罪を犯したもの、窃盗などを繰り返し
て何度も刑務所に来ているものが多い。
刑務所に暗い影を落とす再犯の問題。
なぜ、再び"塀の中"へ戻るのか―――。

今回、初めて雑居房の内側からの撮影が許された。
夕食後の自由時間、この日テレビでは、塾の講師が小学生を
殺害したニュースが報じられていた。
「人のことは言えないけど、犯人は本当に悪い」「被害者は
抵抗できないから」などと犯罪について語り合う受刑者たち。
その中に、まもなく出所を迎える男がいた。現在30歳のこの
男は、知人から奪ったバッグを勝手に売り払って逮捕され、
2度目の刑務所生活を送っている。

さらに、刑務所に8回入った者もいた。強盗を犯した52歳の男、刑期は15年だ。
「窃盗やってもうまくいかない。それなら強盗やっちゃえって。どうせまた刑務所だから…って、ヤケになっていた気持ちはあった」という。20歳の頃から窃盗や強盗を繰り返し、盗んだ金はギャンブルに費やした。
男は、再犯の理由を「楽をして儲ける本とか見ると、自分もできるような気になるけど、実際は出所して1〜2ヶ月で金に行き詰って、同じようなことを繰り返した」と語った。服役年数は合計で26年と4ヶ月。今は受刑者に貸し出す本の整理をしている。
男は最後に、「なんでこんな生き方しかできないのか。何を言われても仕方がないけど、もう1回頑張りたい」と社会復帰への希望を口にした。

受刑者の49.5%が再入所者という統計がある(2005年法務省統計)。ここ旭川刑務所では、再犯防止への取り組みと、更生への独自な活動が続けられている。民間のボランティアが指導するクラブ活動もあり、詩吟クラブに参加している受刑者は、「刺激のない刑務所生活で、覚えられるものは覚えたい」と語った。書道クラブには10年近くかけて師範の資格まで取った者もいる。このようなクラブ活動には、社会とのつながりを意識させるという目的もあるのだ。
さらに月1回、被害者の冥福を祈る行事も行われている。罪の意識を失わせないことが、社会復帰への第一歩だという。

受刑者は出所前になると独居房へ移動し、交通マナーや薬物依存の警告などの教育を受ける。

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