

2007年5月25日
クラスター爆弾の禁止をめぐる2度目の国際会議がペルーのリマで行われ、70カ国以上が参加した。前回の会議では、日本はポーランドとルーマニアとともに"クラスター爆弾禁止"の宣言に支持しなかったとして、非難を浴びている。しかし日本側は、アメリカなど反対する大量保有国が会議に出席していないことを理由に、慎重な姿勢を崩さない。
クラスター爆弾は、ひとつのミサイルから数個〜数千個の爆弾を撒き散らす兵器だ。撒かれた爆弾の中には、かなりの割合で不発弾が多く、それは「地雷」へと変貌する。色鮮やかでボールや空き缶に似ていることから、子どもたちの好奇心をあおり、別名「チャイルド・キラー」と呼ばれる。NGO組織「ハンディキャップ・インターナショナル」の調べによると、クラスター爆弾は24ヶ国で使われていて、犠牲者は約1万3000人。そのうち2割が子どもだという。
実は、日本もその兵器を大量に保有しているのだ。日本の陸上自衛隊は、アメリカ・ワシントン州でクラスター爆弾の発射訓練を行った。射程距離30キロ、一発で644個の子爆弾を降らせる。自衛隊がアメリカで発射訓練を行うのは、日本国内の狭い演習場では撃てないためだ。なぜ自衛隊はクラスター爆弾を保有しているのか―――。久間防衛大臣は、25日の会見で「海岸線が長くて、そこで(敵が)着上陸するときに、水際できちんと防がないと後は非常に守りにくい」と述べた。さらに久間大臣は、次のように語った。「日本の場合、今の憲法からいって、よそ(外国)に攻撃するということはない。世界各国に迷惑をかけることはありません。攻撃をされたとき、クラスター爆弾によって後に被害がでるのも自国民ですから」