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2007年12月11日

リンゼイさん殺害事件〜消えた市橋容疑者に迫る

リンゼイさん殺害事件〜消えた市橋容疑者に迫る

千葉県市川市のマンションで、イギリス人英会話講師のリンゼイ・アン・ホーカーさん(当時22)が殺害されて、間もなく9カ月が経とうとしている。死体遺棄容疑で逃亡中の市橋達也容疑者(28)は今どこにいるのか、そして彼は生きているのか―――。
関係者の新証言と捜査現場の第一線で活躍してきた元刑事の推理で、事件の謎に迫る。

今年3月26日、市橋容疑者の自宅で遺体となって発見されたリンゼイさん。そもそも2人がどのようにして出会ったかは、この事件の大きな謎のひとつで、これまではリンゼイさんの自宅近くの西船橋駅で市橋容疑者が初めて声をかけたとされていた。
しかし今回、我々の取材に対し、リンゼイさんの友人であるポール・ディングウェルさんが、事件が風化していくことに懸念を抱き、貴重な証言をしてくれた。
ポールさんは「西船橋行きの最終電車が0時34分だから、あの日リンゼイは0時15分くらいに行徳のバーを出た」と語る。ポールさんは、西船橋駅から西に5キロ離れた行徳駅で、リンゼイさんが最終電車で西船橋駅に帰る前まで一緒に酒を飲んでいたという。ところが、この行徳駅こそが市橋容疑者の自宅の最寄り駅だった。

リンゼイさんは翌日、ポールさんに重要な事実を伝えていた。「男(市橋容疑者)が、『俺を覚えてる?』と近寄ってきたらしい。今まで会ったこともないのに。その男は行徳駅から同じ電車に乗って、彼女に話しかけ続けた。リンゼイは変だと思ったけど『日本はこんなもんかな』という程度だった」とポールさんは語る。さらに市橋容疑者は、西船橋駅からリンゼイさんが自転車に乗っても走って追いかけ、英会話の個人レッスンを執拗に頼んだという。「リンゼイの家まで追いかけてきて『水を飲ませて欲しい』と。ルームメイトが言うには、見かけからしてその男はおかしかったらしい。男が去った後、リンゼイはショックだったらしい」とポールさんは言う。
これから4日後、リンゼイさんは市橋容疑者の個人レッスンに出かけ、翌日、彼のマンションで遺体となって発見された―――。

我々は今年4月までの38年間、愛知県警で刑事をしていた都竹則一氏とともに現場を訪れた。捜査のプロの目には何が映るだろうか。
リンゼイさんの行方がわからなくなったのは3月25日。

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