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2008年2月12日

プラスチックが"燃えるごみ"に…首都の埋立地が限界

プラスチックが"燃えるごみ"に…首都の埋立地が限界

東京23区で1日に出されるゴミの量は、約1万トン。各区によって分別方法に違いはあるが、大きくは4つに分けられる。紙や木屑などの『可燃ごみ』、プラスチック製品などの『不燃ごみ』、家具や布団といった『粗大ごみ』、そしてリサイクルできる『資源ごみ』・・・。
昨年度の東京23区のごみは約333万トン。そのごみは都内24カ所の清掃工場や処理センターに運ばれ、焼却・裁断・圧縮などの処理をされ、資源ごみ以外のすべてが埋め立て処分となる。しかし、現在使用している埋立地は、このままではあと30年で満杯になり、それ以外の埋立地のメドが全く立っていないという。
そこで東京都は、今年4月から廃プラスチックの「サーマルリサイクル」を始める。不燃ごみの中で資源ごみにならないプラスチックを燃やして、そのときに出る熱エネルギーを暖房や発電などに有効利用する取り組みだ。これにより、昨年度に埋め立てた量の4割が減るという。"良いことづくめ"のような新しいごみ処理計画だが、問題点はないのだろうか?

杉並区では今、毎週のように住民への説明会が行われている。4月には区内全域で新しい分別回収を実施する予定だ。その一方で、現状についていけていない自治体もある。84万人が暮らす世田谷区では、年間で出される20万トンもの膨大なごみの量が分別を遅らせている。世田谷区ではリサイクル資源化の施設の処理能力が足りず、23区内で分散処理しても、現時点では区内の排出量の確保は困難だという。しかし、遠くにある施設を利用すると運送費や人件費に莫大な費用がかかる…。ペットボトルの分別回収場所を設置したのも去年7月で、区内全域の1割程度しかない。当面の間、世田谷区ではプラスチックの中で資源ごみに分類されるものまで、可燃ごみとして燃やされる。
このように各区の足並みは揃っておらず、23区のうち4月から完全実施予定なのは現時点で4つの区だけだ。

では、プラスチックを燃やしても環境への影響はないのだろうか?
東京二十三区清掃一部事務組合の小林正自郎室長は「東京都内で年間7000トンの二酸化炭素が増加すると見込んでいる。割合では0.01%程度だ」という。微量とはいえ、試算では温室効果ガスは増加するのだ―――。

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