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2008年3月14日

中国・検疫強化で野菜激減〜早くも影響"ニンニク"がピンチ

中国・検疫強化で野菜激減〜早くも影響"ニンニク"がピンチ

冷凍ギョーザ事件を受けて、中国野菜の輸入が激減している。その波紋を取材した。

都内のスーパーの生鮮食品の棚に中国産野菜が見当たらない。しかし、入手が困難だからではないという。丸正・江戸川橋店の青果部バイヤーの田辺剛志さんは「お客様が安全、安心を求めているので9割以上は国内産を扱っている」と話す。中国産の減少で、外食産業などが国産品を求め、需要が急激に増えた。野菜価格は3〜5割り増しに高騰したが、それでも消費者の国産品志向は根強いという。
そんな中、国産と中国産が並んで置かれていたのが「ニンニク」だった。国産人気にも関わらず店頭に用意されているのは、業務用の需要があるためだ。

都内を中心に13店舗を構える「大島ラーメン」。人気のスープは豚骨をベースに鶏がらや魚のだしを合わせたもので、その仕上げに欠かせないのがニンニクだった。1店舗のスープ1日分に対して2.5キロのニンニクを使うため、中国産は必需品だ。大島ラーメンの大島啓二社長は「国産に比べて、1キロで価格が6〜7倍くらい違う」という。
中国産のニンニクは業務用の主流を占めていて、農水省の統計によると、国内流通の約70%に達する。ところが、いまや入手が困難になる可能性が出てきた。
大島ラーメンでは1年半ほど前、具の野菜を中国産から国産に切り替えたところ、ラーメンが700円から900円に値上げとなった。もし、ニンニクをすべて国産に切り替えると1000円程度になるという。大島社長は「(ニンニクを入れると)スープに深みが増す。こだわりをもってやっているので。まさか、ニンニクがまったく入らないということは考えられないけど。どうなるのか…」と語った。

しかし、影響は広がりを見せていた。「大島ラーメン」にニンニクを納入している卸小売業者の中川青果店の中川伸一朗さんは、少し前から危機感を感じ始めたという。「(ニンニクの)入荷がストップしているので、これから先、切れるかも知れないと聞いた。在庫を持ちたいけど、春になると芽が出るので置いておけない」と中川さんはいう。
この日、ニンニクや中国野菜の箱は市場の片隅に積まれていた。やはり、通常よりは少ない量だという。

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