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2008年8月15日

中国が執着する理由〜資源の宝庫・ウイグル

中国が執着する理由〜資源の宝庫・ウイグル

北京でオリンピックの熱戦が続くなか、新疆ウイグル自治区ではテロが続発している。その緊迫した地域に加藤千洋コメンテーターが取材に入った。中国が長年、この地に執着してきた背景には何があるのだろうか。

連続爆破テロ事件が起きた街・クチャを目指し、シルクロードをひた走る。公安当局などへの襲撃事件が相次ぎ、犯人も逃走中のためか、幹線道路では検問につぐ検問が設けられていた。今月4日には、日本の報道陣も当局に拘束されて暴行を受けるなど、あたりは緊張感に包まれている。私たちも行く先々で、私服警官と思われる人物に監視されていることに気が付いた。どうやら、私たちは終始マークされているようだ―――。

かつてシルクロードの要衝として栄えたクチャ。いまや辺境の地には似つかわしくない近代的なビルが立ち並ぶ。一見、平穏にも見えるこの街で事件は起きた。
オリンピック開幕直後の8月10日、ショッピングセンターや公安当局など17カ所が爆破され、警備員ら2人が死亡。また犯人グループのうち8人が射殺され、2人が自爆した。

爆破現場のひとつに行ってみると、建物内は黒く焼け焦げていて、ガラスも割れたままになっている。手製爆発とはいえ、その威力のすさまじさを物語っていた。
すると、取材を続ける我々に男性が忍び寄ってきた。私服警官と見られる男性は、「勝手に撮ってはいけない。いま工事中だ。上からガラスも落ちてくるから危険だ」という。やはり、我々は監視下にあるようだ。

ここは、クチャに移り住んできた漢民族が利用する新市街地だ。周辺は中国沿岸部を思わせる近代的な建物が並び、看板にはウイグル語と漢字が併記されている。またここには行政機関も集中している。クチャの人口の約12%が漢民族だ。

一方で7割以上を占めるウイグル族の街は、この新市街地から車で5分ほどの距離にあった。旧市街地にあるバザールには、漢民族以外の少数民族やウイグル族の人々が訪れ、賑わっている。イスラム教徒が大半を占めるトルコ系民族のウイグル族・・・。かつてこの地は『東トルキスタン』と呼ばれた時期もあった。「トルコ人の土地」を意味する地名だ。そんな固有の文化のたたずまいが旧市街地には残されている。
ウイグル族の男性に10日に起きた連続爆破事件を知っているか?と尋ねてみると、「知っている。

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