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2008年10月16日

ゲートウェイ21破たん〜契約時期から浮かんだ"疑惑"

ゲートウェイ21破たん〜契約時期から浮かんだ"疑惑"

約12億円の負債を抱え、経営破たんした海外留学仲介大手「ゲートウェイ21」。留学希望者約1300人から集めた9億5000万円の回収も絶望的だと言われている。我々の取材で、留学生を送れないことを承知の上で、金を集めていた疑惑が浮上した。

我々は、ゲートウェイの営業マニュアルを入手した。その名も『超スパイラルトーク 強者の戦略・逆算バージョン』。中では、客の出迎え方から場の雰囲気つくり、名刺の渡し方までが事細かく指定されている。26ページにも及ぶこのマニュアルは、福井伴昌社長の手によって作られたものだ。かつて"伝説の営業マン"としてその名を轟かせた自らのノウハウをこの1冊に詰め込んだという。元社員は「(福井社長は自身を)世界でナンバーワンという言い方をしていた。『お前らはとりあえずオレが書き起こしたもの(マニュアル)を一言一句覚えて、それを話したら勝手に契約がとれるようになっているから』と。バイブルみたいなもの」という。
ウォーミングアップから応用編と、客を契約に導くための具体的なプレゼンテーションの仕方が会話形式で書かれている。元社員は「(マニュアルの)話を全部覚えてするだけで2時間〜2時間半くらいかかる。自分でアレンジを加えて話をすると4時間、5時間…。軟禁状態。それで最終的には契約をその場でとってしまう」と話す。

今月5日に行われた債権者集会で、11月からパリへ留学する予定だった女性に話を聞くことができた。この女性は、ホームステイをしながら勉強しようと7月にゲートウェイに相談した。「定員の枠が埋まっているが、今なら間に合う」と言われ、その日のうちに契約。そして、翌日には費用を一括で入金するように迫られたという。
しかし、現地の受け入れ先が契約前の6月の時点で"入金の滞納"を理由に、すでに受け入れを拒否していたという証言も飛び出した。「私の斜め前に座っていた女性が、6月にステーションや学校から『ゲートウェイから入金がないので受け入れはできない』と言われたと。パリには、そういう子がいっぱいいると言っていた」

ゲートウェイ21は世界14カ国・26都市の"現地ステーション"と呼ばれるオフィスと契約を結んでいる。ホームステイ先や語学学校の紹介、現地でのサポートを行う窓口として利用していた。

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