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2008年10月29日

中国 アフリカ進出の実態

中国 アフリカ進出の実態

赤道直下の中央アフリカに位置するガボン共和国。人口130万人あまりの小さな国で今、“ある変化”が起きている。
首都リーブルビルではここ数年、漢字の看板が目立ってきた。
市場には、ありとあらゆる日常雑貨が売られているが、いくつもの中国人経営の店が目につく。中国式の診療所もできているほどだ。

ガボンは国土の8割が豊かな森に覆われていて、ワニや象など野生動物が暮らし「動物たちの楽園」とも言われている。
そして中国と最も深く結びついているのが、森から切り出される木材だ。このガボンで産出される木材の約8割を中国が輸入している。木材は、中国で建材や家具に加工されるという。
しかし、このような中国の進出をガボンの人々はどう思っているのか?市場で働く人々は「中国人なんて見たくない」「中国人たちが自分の国で商売しているのなら何も言わないけど、彼らのせいで私たちは商売あがったりだ」と、中国人がガボンの市場を奪っているという。

一方、ガボンで商売をしている中国人はというと・・・。
従業員70人の魚卸会社を営む洪万林さん。船も4艘持ち、1日に20〜30トンの魚を売る。船を持っているので安く魚を売ることができ、韓国経由で日本に輸出するなど商売は順調だ。しかしその分、地元住民にしわ寄せが来ている。「中国で商売するより楽。ガボン人は商売うまくないから」と洪さんは話す。
洪さんは、ダウンタウンに友人4人と建てたマンションに住んでいる。入り口を警備するのはガボン人だ。駐車場には、洪さんが所有する5台の車が並ぶ。洪さんは1993年に単身でガボンへ来たが、商売が軌道に乗ったので家族を呼び寄せ暮らしている。

そして今、中国政府が触手を伸ばしているのが資源だ。中国は国立公園の中で、鉄鉱石の開発を進めている。総工費の50億ドルは中国の融資で、推定埋蔵量5億トンといわれる鉄鉱石は、ほぼすべてが中国に輸出される。
開発の現場は首都から400キロにある深い森の中だ。中国人はここに道を切り開き、開発を始めた。そして、そのキャンプ跡に残っていたのは、骨組みだけが残った小屋やトイレ跡・・・さらにずさんな残飯処理によるものとみられる稲やピーマンまでが生えていた。

さらに森の奥深くに移動すると、30人ほどの中国人たちが現在生活するキャンプに到着した。

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