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2008年10月24日

米国・大量消費社会の曲がり角…クレジットカード破産が続出

米国・大量消費社会の曲がり角…クレジットカード破産が続出

バブル崩壊や金融危機の影響が深刻なアメリカ経済。実はいま、アメリカの一般家庭で"クレジットカード破産"が増えている。『貯蓄はせずに、買い物はすべてクレジットカードで』というアメリカ型大量消費の習慣が崩壊の危機にあるのだ。アメリカで何が起きているのかを長野智子が緊急取材した。

オハイオ州クリーブランドに住むハーラン・キングさん(52)夫妻もカード破産した。夫婦共稼ぎの一家の生活は、すべてクレジットカードに頼ってきた。
キングさんをはじめ、ほとんどのアメリカ人のカードの支払いは、翌月一括払いではなく、毎月、残高の一部だけを支払う"リボルビング払い"だ。しかし、残高には金利がつくため、当然支払いは増える。キングさんの年利は30%で、残高は増える一方だった。「何か必要なものがあれば、いつもカードで買っていた。すべてのクレジットカードを限度額まで使い切っていた。6枚くらい持っていたわ」とキングさんの妻・バーニースさん(49)は語る。
アメリカ人は一人平均4枚のクレジットカードを持っていて、10枚以上持っている人も1割いる。
積もりに積もったキングさんのクレジットカードの負債は3万ドル(約300万円)を超え、月々の支払いができなくなり、自己破産して自宅が差し押さえられた。ノースウェスト航空に勤めるキングさんは、20年前に念願のマイホームを手に入れたが、航空業界の不況のあおりで、給料が20%ダウンしたことも破産の原因だった。

景気が悪化したアメリカでは今、破産者が後を絶たない。自己破産者(個人)は93万4009人(統計:米連邦裁判所'07年7月〜'08年6月)と、前年に比べて20万人以上増えている。

そんな中、人々は意外なものに救いを求め始めている。カリフォルニア州・ストックトンにあるキリスト教のファースト・バブティスト教会には、多くの人が訪れていた。「聖職者になってからの20年間は、お金の話題に触れるのを恐れていた。他人のお金についてあれこれ言うのはタブーとされていたから…。15年前、私は勇気を出して"財政管理の講座"を始めた」と語るのは、ジム・ダン牧師長だ。キリスト教の聖書には、2350ものお金に関する言葉がある。

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