パン・ナショナル・オーケストラのメンバーは若き精鋭たち。ソリストとしても活動する奏者たちを集めただけあって、表現意欲にあふれたヴィヴィッドな演奏を披露してくれました。チェロ以外はみんなで立奏するというスタイルも、
たく違った美学に貫かれています。 角野隼斗さんはショパンの魅力を「引き算の美学」と語っていて、これはおもしろい表現だと思いました。例として弾いてくれたリスト風「英雄ポロネーズ」には爆笑! たしかにリストはショパンとは正反
リリングでした。 レ・フレールが演奏したのは「Joker」。こちらは吉田兄弟とは逆で、楽器が西洋で曲調が和風。連弾スタイルで表現される日本の祭りのイメージは新鮮です。演奏中にふたりのポジションがなんども入れ替わるおなじみのプレ
奏されたのは『東京リベンジャーズ』より「Cry Baby」。ストーリー中で大きな役割を果たすタイムリープをたびたびの転調で表現したという曲ですが、なるほど、どこに連れていかれるのかわからなくなるような曲調はそのためだったんです
意味です。日本ではなんといっても「NHKのど自慢」の楽器として親しまれていますが、オーケストラでは教会の鐘の音を表現する場面でよく登場します。 「チャイム」が登場する有名曲といわれて、まず思い出すのはベルリオーズの「幻想交響
いですよね。ついロッシーニなど、コミカルなイタリア・オペラの重唱の場面を連想してしまいます。これを器楽だけで表現してしまうのが、エリックさんのアレンジのマジックです。 最後は「モンスターズ・インク」と「Mr.インクレディブル」の
2015年12月 2015年11月 2015年10月 ツイート mixiチェック TOP 投稿日:2022年04月30日 10:30 この楽器にこれほどの表現力があったとは。今週は鍵盤ハーモニカ、大正琴、ミュージカルソーの3種類の楽器に着目して、そのポテンシャルをさまざまなア
はないのかも。一方、ハチャトゥリャンの「剣の舞」はバレエ「ガイーヌ」の一場面。こちらはサーベルを持った戦いの踊りを表現した音楽です。後ろから追い立てられるようなムードがあって、やはり体を動かしたくなります。 「実験!もしもシロ
イス」にあると言います。大声で歪ませて叫ぶ低音域の声を「デスボイス」と呼ぶのだそうですが、一見、箏とは似合わない表現方法のように思えます。しかし、特殊奏法を駆使したLEOさんの演奏は迫力満点。恐怖や混乱までも伝えてくれるス
も本来はピアノ曲ですが、ギター編曲版でも広く親しまれています。アルベニスのピアノ曲にはしばしばギター風の表現が登場して、スペインの香りを醸し出します。「グラナダ」はまさにその好例。ギターで演奏しても違和感がありませ