女(アルルの女)に恋をしたことから身の破滅を招くという悲しい物語なのですが、「ファランドール」は元気いっぱいの踊りの音楽。ビゼーが早世した後、親友のギローがオーケストラ用の組曲に仕立てました。2種類の民謡が組み合わさ
も無理はないのかも。一方、ハチャトゥリャンの「剣の舞」はバレエ「ガイーヌ」の一場面。こちらはサーベルを持った戦いの踊りを表現した音楽です。後ろから追い立てられるようなムードがあって、やはり体を動かしたくなります。 「実験!もし
と思います。ガジェヴさんが弾いたのはマズルカ第35番。マズルカは本来ポーランドの民族舞踊ですが、この曲などは踊りの要素が希薄で、ノスタルジーや悲しみなどさまざまな感情が一曲の中に入り混じっています。こういった思索
、ポジティブなエネルギーにあふれていました。 小曽根さんとの共演では、チャイコフスキーの「白鳥の湖」より「ナポリの踊り」を演奏。トランペットが活躍する名曲として原曲も有名ですが、松井さんと小曽根さんの手にかかると、優雅な
比が鮮やかなバッハ、華麗でありながらユーモアもにじませたショパンの「猫のワルツ」、陰影に富んだモンポウの「歌と踊り」、情感豊かなラフマニノフのワルツと、それぞれにガルシア・ガルシアの魅力が発揮されていたと思います。特に印
づいた大作曲家がチャイコフスキー。チャイコフスキーはチェレスタをバレエ音楽「くるみ割り人形」の「こんぺい糖の踊り」で効果的に用いました。そして「くるみ割り人形」が大ヒット作になったことから、世界中のオーケストラでチェレ
奏される人気曲ですが、もともとはピアノ連弾用に書かれた作品です。反田さんとチュンさんの軽快な演奏は、まさに踊りそのものでしたね。 飯尾洋一(音楽ジャーナリスト) コメント(0) 記事URL mixiチェック ツイート 投稿日:2023年09月02日 10:
キの衣装で演奏してくれました。とてものびのびと弾いている様子がよくわかります。廣津留さんは衣装のおかげで、踊りながら弾いてしまったと語っていましたが、そんな浮き立つような気分が演奏にもあらわれていたのではない
ました。 最初に演奏されたのはサティのジムノペディ第1番。曲名は古代ギリシャの神さまを讃える少年たちの裸の踊りに由来します。一説によればサティはその祭りを描いた古代の壺から着想を得たのだとか。Cocomiさんが「華やかな祭
。 「雪」から大井駿さんが連想したのは「雪だるま」。曲はチャイコフスキーのバレエ音楽「くるみ割り人形」より「金平糖の精の踊り」。子ども時代に雪だるまを作って手がキーンとかじかんだ思い出から、チェレスタの音色をイメージしたとい