
オーストラリアとの最終強化試合を終え、いよいよ星野JAPANが台湾に向かいました。
オーストラリア戦の収穫はと聞かれて、星野監督は「我慢すること」と答えました。
日本では完全にボーク、見ている僕も思わず笑ってしまった牽制死や、
ころころ変わる謎のストライクゾーン。
この2試合では、そんな奇妙なことが起きました。
でも日本代表の選手たちは、
「国際試合は何が起きても驚いてはいけない」と言った宮本キャプテンの言葉通り、
抗議をするでもなく、不満を表情に表すこともなく、淡々とプレーを続けていました。
星野JAPANは大丈夫です。
中継をする我々スタッフも、準備を重ねています。
実はこれを書いているのは台湾出発前日です。
対戦国のデータ、資料も続々集まってきました。
正直言ってバタバタしてます。
資料を見れば見るほど韓国・台湾の強さばかりが気になります。
ただ、オーストラリアとの強化試合を中継して、僕は原点に戻れたような気がしました。
だって・・・、
青木と稲葉の右中間は2人とも首位打者だし、
セ・リーグ盗塁王の荒木が代走で出てくるし、
ダルビッシュのあとに成瀬が投げるって、それ2人とも防御率1点台だし、
藤川が8回、上原が9回なんて、もうよく分からないです。
もうわくわくして、あんなにテンションが上がる中継は、なかなかありません。
星野監督公認サポートキャプテンの中居正広さんも、
ことあるごとに「うわっこれ楽しみだ。」って呟いています。
改めて確認ですが、北京への切符は1枚だけです。
1つも負けられません。
でも、日本が野球で負けるわけにはいきません。
球史に残る3日間が始まります。
もう胸の高まりを抑えることができません。
台湾へ、行ってきます!!

清水 俊輔(テレビ朝日アナウンサー)
■担当番組■
クイズプレゼンバラエティーQさま!
野球をはじめ水泳、フィギュアスケートなどスポーツ実況多数
2006年の北海道日本ハム日本一&アジアシリーズ制覇など、
劇的な試合で実況を担当する強運!?の持ち主。
そのほか詳しい情報は「テレビ朝日アナウンサーズ」へ