
日本の最大のライバル、と目されているのが韓国である。
2006年WBCで日本代表は、1次リーグ、2次リーグといずれも1点差で黒星。
その後、決勝トーナメントで撃破したことは記憶に新しい。
「短期決戦は投手起用が重要」という理由から、現役時代は捕手だった金卿文(キム・ギョンムン)が韓国代表監督に選ばれた。
韓国・斗山ベアーズの監督として、傑出した選手に頼らない「全員野球」でチームを優勝争いに導いた手腕が高く評価されている。
また、投手コーチはかつて中日のストッパーを務めた宣銅烈(ソン・ドンヨル)。
引退後は韓国野球委員会に属するも、03年に中日に自費でコーチ留学。
04年には三星ライオンズの首席コーチとして韓国野球界に復帰した。
84年は選手としてロサンゼルス五輪で4位、06年には投手コーチとしてWBCに出場するなど、世界における経験も豊富だ。
その他、韓国最強のスラッガー、李大浩(イ・デホ)内野手や、中日の李炳圭(イ・ビョンギュ)外野手、メジャー通算113勝を誇る韓国の至宝、朴贊浩(パク・チャンホ)投手などが、打倒・日本に燃えている。
日本プロ野球界やメジャーリーグに多くの名選手を輩出している台湾。 地力は日本や韓国に劣るとされているが、短期決戦では決して侮れないチームである。
監督は日本でもおなじみ、元西武の郭泰源(カク・タイゲン)
99年には元チームメートの渡辺久信(現・西武監督)を台湾に呼び寄せるなど、コーチ兼任選手として活躍。
04−05年は誠泰コブラズの監督を務め、07年から台湾代表監督に就任した。台湾の国民的英雄である。
その他、ドジャース所属の胡金龍(コ・キンリュウ)内野手、北海道日本ハムの陽仲壽(ヨウ・チョンソ)内野手、西武の許銘傑(シュウ・ミンチェ)投手などに注目だ。