このコーナリングのスピードが、
世界で再びトップに立つために重要になります。
さらに、実際のレースでは何が起こるかわからないのが、この競技。
ショートトラックはポジション争いが激しく、
スピードもあるため、レースでも、接触、転倒が多くあります。
そのためレース中は常に緊張感が漂います。
そんな激しい競技にあって、日本女子のエースは身長153cm、桜井美馬選手!
『さくらい“びば”』と読みます、この名前。馬好きの祖父が名付け親とのこと。
桜井選手は、昨年末の全日本選手権で500m,1000m,1500mの三冠を達成!
積極的に攻めのレースをみせつつ、
頭の中は冷静で、一瞬のチャンスを逃さない。
日本ショートトラックのエースです。
桜井選手は身長153cmとショートトラック日本代表の中で最小。
足のサイズも22.5cmと小さい!
小柄でありながら、海外勢に当たり負けしないのは、
強靭な下半身の筋肉によって生み出される低い姿勢があってこそ。
本人いわく滑る時のイメージは「低く、速いスポーツカー」だそうです。
実際に目の前で見せていただきましたが、
僕のひざよりも低い位置に桜井選手の顔がありました!
氷面から、わずか50cmほどの位置。この高さを猛スピードで滑り抜けていく。
その姿は、まさにスポーツカーそのものです!!
そして、男子。
今回の五輪には長年、日本代表を支え続けた寺尾悟選手がいません。
その寺尾選手の思いを背負い、藤本・高御堂・吉澤の3選手が世界に挑みます。
中でも寺尾選手の後継者として、期待されてきた藤本選手は、
「渡されたバトンはしっかりと握っていく」と力強く語りました。
自らが寺尾選手に変わり、
チームを支えるという自覚と気合がにじみ出ていました。
新たなエースが台頭してきた女子、
長年いたエースの思いを受け継ぐ男子。
男女ともにあの屈辱の時から4年が経ち、確かな変化がありました。
テレビ朝日では
2月21日 午前10時5分から
ショートトラック女子1500m決勝
ショートトラック男子1000m決勝
の2種目を合わせて放送します。
4年分の思いが詰まったオリンピック。
ショートトラック日本代表にとって、“リベンジ”のオリンピックをお見逃しなく!! |