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  reported by
大西洋平


いよいよ始まります!
バンクーバー五輪!!

バンクーバーへの出発前、
私、大西は、
このバンクーバーで復活をかける、ある種目の取材に来ておりました。
その種目が、ショートトラック



©IOC2010
会場前でパチリ


長野五輪では金・銅と2つのメダルを獲得し、
その後も世界のトップクラスで戦っていた日本なのですが、
近年は苦戦気味…
同じアジアの中国や韓国、
そしてアメリカ・カナダといった大国にじりじりと差をつけられ、
前回のトリノ五輪では決勝進出種目なしという屈辱を味わってしまいました。

雪辱を期す、今回のバンクーバー五輪。
この日は、五輪へ向けて、国内での最終調整でした。
コーナリングでの足の使い方を入念にチェックする選手たち。



©IOC2010
練習ではゴムチューブを使い、コーナリングの姿勢を再現。


このコーナリングのスピードが、
世界で再びトップに立つために重要になります。

さらに、実際のレースでは何が起こるかわからないのが、この競技。
ショートトラックはポジション争いが激しく、
スピードもあるため、レースでも、接触、転倒が多くあります。
そのためレース中は常に緊張感が漂います。

そんな激しい競技にあって、日本女子のエースは身長153cm、桜井美馬選手!
『さくらい“びば”』と読みます、この名前。馬好きの祖父が名付け親とのこと。
桜井選手は、昨年末の全日本選手権で500m,1000m,1500mの三冠を達成!
積極的に攻めのレースをみせつつ、
頭の中は冷静で、一瞬のチャンスを逃さない。
日本ショートトラックのエースです。

桜井選手は身長153cmとショートトラック日本代表の中で最小。
足のサイズも22.5cmと小さい!
小柄でありながら、海外勢に当たり負けしないのは、
強靭な下半身の筋肉によって生み出される低い姿勢があってこそ。
本人いわく滑る時のイメージは「低く、速いスポーツカー」だそうです。
実際に目の前で見せていただきましたが、
僕のひざよりも低い位置に桜井選手の顔がありました!
氷面から、わずか50cmほどの位置。この高さを猛スピードで滑り抜けていく。
その姿は、まさにスポーツカーそのものです!!

そして、男子。
今回の五輪には長年、日本代表を支え続けた寺尾悟選手がいません。
その寺尾選手の思いを背負い、藤本・高御堂・吉澤の3選手が世界に挑みます。
中でも寺尾選手の後継者として、期待されてきた藤本選手は、
「渡されたバトンはしっかりと握っていく」と力強く語りました。
自らが寺尾選手に変わり、
チームを支えるという自覚と気合がにじみ出ていました。

新たなエースが台頭してきた女子、
長年いたエースの思いを受け継ぐ男子。
男女ともにあの屈辱の時から4年が経ち、確かな変化がありました。

テレビ朝日では
2月21日 午前10時5分から

ショートトラック女子1500m決勝
ショートトラック男子1000m決勝

の2種目を合わせて放送します。

4年分の思いが詰まったオリンピック。
ショートトラック日本代表にとって、“リベンジ”のオリンピックをお見逃しなく!!

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3/1 <宮嶋泰子>
「東洋人がフィギュアスケートに向いている理由?」
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3/1 <大西洋平>
「カーリング代表。
戦いを終えて…」
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2/26 <宮嶋泰子>
「子供たちの思い」
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2/25 <宮嶋泰子>
「心が一つになったコロシアム」
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2/24 <宮嶋泰子>
「アスリートの言葉…表現を読み取る難しさ」
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2/23 <宮嶋泰子>
「スポーツを楽しむ」
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2/22 <武内絵美>
「バンクーバーのアナウンサー陣+1!?」
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2/19 <吉野真治>
「開会式!!」
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2/17 <大西洋平>
「クロスカントリースプリント」
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2/17 <大西洋平>
「熱狂・興奮・感激~ノルディック複合観戦記~」
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2/16 <吉野真治>
「必見!! 
スキークロス!!」
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2/12 <大西洋平>
「いよいよ開幕!
その時、私は…」
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2/12 <大西洋平>
「リベンジの時!
ショートトラック!!」
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2/11 <吉野真治>
「バンクーバーに到着」
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