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2008年3月3日

温暖化対策の切り札〜日本の太陽光発電

温暖化対策の切り札〜日本の太陽光発電

遅々として進まない日本の温暖化対策。しかし、日本にはその切り札となるかも知れない最先端技術がある。それが、生産量にして世界のシェアの5割近くを占める太陽光発電だ。
日本のすべての家の屋根に太陽光パネルを取り付けると、全電力の20%をまかなえるという。"CO2削減のカギ"と言われる太陽光発電だが、普及は滞っている。日本の太陽光発電の最新事情に迫った。

群馬県太田市にある「城西の杜」という住宅地では、研究のため550世帯に太陽光パネルが取り付けられていて、この地域の電力はほぼ自給自足できるという(最大発電量2200kW)。2年前に引っ越してきた江泉さん一家は4人家族で、暖房やお風呂も含め「オール電化」だ。ガスを使っていないのでガス代がかからず、去年1年間の電気代は1万3000円ほどだという。

しかし、太陽光パネルの一般住宅への設置費用は200〜300万円で、その高額な費用のためか、日本での全発電量に対する太陽光発電の導入量は、わずか0.0001%にすぎない。
去年、北海道稚内市に日本初の太陽光発電所が造られ、試運転が始まった。完成すれば約1700軒分の電力がまかなえるという。

従来の「結晶型」の太陽電池は、原料のシリコンを溶かして切り取り作っていた。しかし、日本はシリコンをガス状にして吹きつける「薄膜型」の技術を確立した。この方法で、従来の約1000分の1の厚さの太陽電池を作れるようになった。
三重県鈴鹿市の市庁舎では、この「薄膜型」の太陽電池を天井に使っている。薄いのでガラスにも吹き付けられ、天窓のガラスで最大30kW(一般家庭7〜8軒分)を発電している。
さらに、プラスチックシートに吹き付け作られた携帯電話の太陽光充電器の開発も進んでいて、こういうものはまだドイツや中国では作ることができない技術なのだ。

技術革新が進む太陽電池だが、最大の欠点は夜に発電できないことだ。しかし、日本の技術はその欠点も克服しつつある。
それは、日本人が世界に先駆けて実用化した「大容量キャパシタ」という電気を貯めておける技術だ。このキャパシタに昼発電した電気を貯めておけば、夜に使うことができる。炭に電気をそのまま貯めるので、充電と放電を繰り返してもほとんど劣化しないという。

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