

2011年10月5日
福島第一原発から約40キロにある二本松市東和地域。ネギなどの収穫が最盛期を迎えた東和地域は、安心安全な野菜づくりを積極的に進めてきた“有機農業の里”だ。この地域の野菜は、国から出荷制限がかけられてはいないが、原発事故後、直売所の売り上げは約3割落ち込んだ。6年前、過疎化に苦しむ東和地域は、農家を中心に約260人が参加するNPO法人を立ち上げた。耕作放棄地を耕し、土壌を改良することで畑がよみがえった。農薬の使用を抑え、多くの種類の野菜を生産。それらが人気を呼び、直売所などの売り上げは約2億円に達した。すべて行政に頼らず、地域経済を活性化し、雇用を生み出した。軌道に乗りかけた矢先に原発事故が起きた。農家からは、野菜の生産を取りやめるとの意見もあったが、話し合った結果、野菜づくりを続けることを決めた。原発事故の風評被害を乗り越え、再生を目指す有機農業の里を小川アナウンサーが取材した。