

2012年2月16日
除染の廃棄物が増え続けるなか、中間貯蔵施設の設置が急がれる。国は、福島県内の放射性物質を含んだ廃棄物などを1カ所に集め、保管する計画を進めている。政府は、去年の年末、第一原発がある双葉郡内への設置を関係町村に要請した。関係する8つの自治体のうち、7つは、郡内のどこかへの『設置はやむをえない』もしくは『議論は必要』としている。唯一、否定的な立場を取り続けているのは双葉町だ。国が中間貯蔵施設の設置基準としているのが、年間積算量が100ミリシーベルトを超える地域であることと、大量に廃棄物が発生する地域にできるだけ近いこと。第一原発がある双葉町は、中間貯蔵施設の候補地の一つとして、有力視されている。双葉町民の多くは、着の身着のままで、埼玉県加須市まで避難。震災から1年がたとうとする今もなお、避難生活を送っている。双葉町は、政府に新しい町を作るよう要請しているが、政府からの返答はない。中間貯蔵施設の設置、これからの住民の生活。果たして国は、道筋をつけられるのか。