

2012年3月22日
心筋梗塞などで心臓の機能が低下している患者は20万人いるとされ、重症化すると回復が難しく、根本的な治療は、心臓移植しかない。そんななか、今、画期的な治療法の臨床が進んでいる。足の筋肉細胞を使った心筋の再生治療だ。患者の太ももから採取した筋肉組織を培養して大量に増やし、それをシート状にして心臓に貼り付ける。すると、細胞シートから特殊なたんぱく質などが出て、新しい血管ができ、血流が復活して心機能が改善する。この治療法は、本人の細胞を使うため、拒絶反応が起こりにくい。すでに多くの患者が、この治療法で心臓病を克服しているという。心臓病治療の最前線を取材した。