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2012年11月7日

生き残りをかけた三越伊勢丹の闘い

シリーズ『復活!日本の成長力』。かつて小売業の王様として君臨してきた百貨店だが、売上高はピークだった1991年の3分の2まで落ち込み、このままでは、百貨店はなくなるとさえいわれている。売上高1兆2000億円、日本最大の百貨店グループ・三越伊勢丹ホールディングスの大西洋社長が生き残りをかけて打ち出した戦略は、メーカーへの場所貸しに頼らず、自社の独自商品を開発していくことだった。今、主力商品になりつつあるオリジナル婦人靴のブランド『ナンバートゥエンティワン』。海外の高級ブランド並みのデザインと品質を持ちながら、手ごろな価格を実現。発売から1年で、婦人靴の売り上げシェア10%を達成した。大西社長は、百貨店業界がお客から評価されない要因を、どの百貨店に行っても同じ商品が並んでいることだと指摘する。その原因は、アパレルメーカーなどへの場所貸しの商品にあるという。場所貸しの商品は、売れ残った場合、メーカーが引き取る仕組みがあり、百貨店は売れ残りのリスクが少ない。そのため大手百貨店は、商品の8割以上が、リスクのない場所貸しの商品を並べている。場所貸しから脱却するために自社の独自商品を増やしている三越伊勢丹。経済ジャーナリストの財部誠一氏が取材した。

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