

2012年12月14日
震災で壊滅的な打撃を受けた岩手県大槌町。町役場が津波に襲われ、町長や職員ら40人が犠牲になった。新たな役場は、被災した小学校を改修して再建された。そのなかに、今年4月に新設された都市整備課がある。大槌町では、被災した住民3200人について、高台に移転することを決めた。そのための土地買収などにあたるのが、都市整備課の25人。このうち、20人が県外からの応援職員だ。住民、地権者との話し合いに加えて、地権者自身もあいまいな土地の境界線の確定作業。明治時代から名義変更がされていない土地を、戸籍を根気よくたどって相続人探しなどを行う。相続人のなかには、県外や海外で暮らす人もいて、今後、直接交渉しなければならない。このような難しい課題に直面し、土地の買収交渉が難航している。高台移転候補地の土地買収は、来年3月までに終わる予定だが、今のところ、契約は1件も成立していない。被災地の復興を担う応援職員の奮闘、そして、進まない土地買収交渉の現状を取材した。
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