

2013年4月2日
風干しの鮭の町として知られる新潟県村上市。この雪国で、銀座千疋屋も惚れ込んだ南国フルーツが栽培されている。極寒の地で、フルーツ栽培を支えているのが、地元農家の遠山忠宏さんが仕掛けた“バイオマスプラント”だ。バイオマスプラントとは、木材や生ゴミ、畜ふんなどの原料を微生物が分解した時に出るガスなどで発電を行うもの。遠山さんのプラントでは、その時に生じる熱を利用してできた温水を地中に流し、ハウス内を暖めている。原料の調達で行き詰まることが多いというバイオマスプラントだが、遠山さんのプラントの場合、同じ地域に瀬波温泉がある。ここから出る残飯や下水処理の汚泥を使い発電。発電のごみは、肥料として地元の畑で使われ、野菜などが作られている。遠山さんがプラントに着手して8年。2012年度は、一般家庭300世帯分にあたる電力を生み出した。ハウスの光熱費を賄ったうえ、余った電力を売って800万円の収入を得た。農家の知恵から生まれた発電が、地域循環型のエネルギーを実現した。
動画視聴推奨環境について
Microsoft Edge、Google Chrome の最新版を推奨環境としております。