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2013年5月3日

今こそ考える“憲法と自分”

今こそ考える“憲法と自分”

安倍総理が強い意欲をみせている『憲法改正』。安倍総理は、憲法改正発議の要件を定めた96条を変えることを、7月の参議院選挙の公約に掲げる考えを表明した。今、初めての改正が現実味を帯びている。憲法改正に賛成か反対か。憲法記念日には、さまざまな主張が飛び交うが、終戦2年後の1947年5月3日に施行された日本国憲法を、人々はどのような思いで受け入れたのか。憲法記念日の原点を知る人々を取材。今、改めて憲法について考える。

終戦翌年の総選挙で当選し、日本初の女性代議士となった園田天光光さん(94)は、「初めて、女性が人間として扱われるということも加わったためか、憲法に対する、みんなの関心が非常に強かった。新しい憲法があったからこそ、女性が政治に参加することができた」と当時のことを振り返る。『男女平等』を謳った憲法。それまで、虐げられていた女性に、ようやく自由が訪れた。園田さんが国会議員として初登院してみると、驚くことばかりだったという。「国会にお手洗いがなかったことが最初の問題だった。まず、女性の手洗いを作ってもらった」と話す。園田さんは、約1年間、日本全国を回り、『新しい憲法がこれから自分たちの生活の基本になって支えてくれる。自分が、その憲法で認められた国民であるという誇りを持ちましょう』と説いて回ったという。新しい時代の到来に日本国中がお祭り騒ぎの高揚感に包まれた。この年に生まれた子どもには、憲法の“憲”の字を付けた名前が多くみられた。山口市に住む橋本憲二さん(65)も、その一人だ。“憲二”と名付けられたのは、高揚感ばかりでなく、もう一つの願いが込められていた。橋本さんは「日本国憲法は、進駐軍のマッカーサー司令官の指示のもとに作られた。父は、それを、日本人だけの手で、もう一度作り直すのが大切なのではないかという意味を込めて、私の名前に“憲”をつけた」と話す。憲法は、GHQ=連合国軍総司令部の占領統治下で作られ、“憲法は押し付けられたもの”という意見の根拠になっている。

憲法改正を目指す安倍総理。まず取り組みたいのが、憲法改正の要件を定めた96条だ。96条では、『衆・参それぞれ3分2以上の賛成』を持って国会が提案、国民投票にかけるとしている。安倍総理は、このハードルを低くするため、“2分の1”への緩和を目指している。

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