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早いもので2007年も折り返しを過ぎました。月イチゴローも上半期を終え、「もう30本も見たんだ、そっかぁ〜」と稲垣さんも感慨深げに話します。そんな6月は、北野武監督、松本人志監督の作品がランクインした、興味深いラインナップ。果たして、稲垣さんのジャッジは…?
イナガキベスト5

女帝 エンペラー
チャン・ツィイーが最近やった作品はダメだったけど、この映画は素晴らしかった。怪演です。ワンカットワンカットが絵のよう。復讐劇、大好き!
【作品DATA】
2006年(中国/香港映画)
監督:フォン・シャオガン
出演:チャン・ツィイー、ダニエル・ウー、グォ・ヨウ、ジョウ・シュンほか
●銀座テアトルシネマほかにて、ロードショー
監督・ばんざい!
面白かった。自問自答のスタイルが好きなんです。孤独さ、優しさ…が可愛らしくも見えて、たけしさんを好きなる。たけし人形は凄い!
【作品DATA】
2007年(日本映画)
監督:北野武
出演:ビートたけし、江守徹、岸本加世子、鈴木杏ほか
●銀座テアトルシネマほかにて、ロードショー
ゾディアック
一般的に言えば、NO.1。映画として素晴らしい。監督VSゾディアックの構図。でも、犯罪者をヒーローにしてしまうのは不謹慎な感じがした。
【作品DATA】
2006年(アメリカ映画)
監督:デヴィッド・フィンチャー
出演:ジェイク・ギレンホール、マーク・ラファロ、ロバート・ダウニー・Jrほか
●丸の内プラゼールほかにて、ロードショー
大日本人
この映画を語るのは非常に難しい。映画の方程式をことごとく覆している。何かが起きる…という期待感がある前半は特に凄い。ラストは好き嫌いがあると思う。
【作品DATA】
2007年(日本映画)
監督:松本人志
出演:松本人志、竹内力、UA、神木隆之介ほか
●東劇ほかにて、ロードショー
シュレック3
パート1、パート2の方が悲しい。グッとくる場面もあるけど、3になるとシュレックに慣れてしまって、応援してあげられない。
【作品DATA】
2007年(アメリカ映画)
監督:クリス・ミラー
声の出演(日本語吹き替え版):
浜田雅功、藤原紀香、山寺宏一、竹中直人ほか
●サロンパス ルーブル丸の内ほかにて、ロードショー


――今回は、バラエティーに富んでいて、いろいろな意味で難しい5本だったのは?

そうですね。こうやってジャンルがバラけると、単純な比較ができないから、結局、自分の好きなもので順位が決まっちゃうんですよね。だけど、今回は凄く面白かった。映画が面白かったというよりも、自分で映画を分析するってことに関して面白かった5本でしたね。「月イチゴロー」としてやりがいを感じました。

――そんななかでも、「監督・ばんざい!」と「大日本人」をどう評するのかが注目されました。

松本さんは初監督作で期待が高かった分、「まだ、何かあるだろう」って感じましたね。でも、脚本の構想が5年と聞くと、あんまり、言いたくないなって(苦笑)。まあ、笑いは人によって違うものだし、やっぱり、人を惹きつける何かがあるんだと思います。武さんの作品よりは、見やすいしね。武さんの難しい作品には、みんなこりごりした感があるのかもしれないしね。確かに、「監督・ばんざい!」も、本当にわからないところあるからね。

――今日の批評を見ていて、いつも以上に「いいところを探してあげよう」という稲垣さんの映画に対する愛情の深さを感じました。

だって、大変だからね、映画を作るっていうのは。それに、自分の作品を酷評されると、辛いっていうのもわかるからさ(笑)。何でもそうかもしれないけど、いいところを見つけないと。特に映画は、何年っていう歳月を注ぎこんで作るわけだから。

――さて、今月で「月イチゴロー」も上半期が終わりました。後半に臨むことはありますか?

特にないよ。ただ、今後も「ちゃんと見て批評しなきゃ」って思うだけです。でも、先月のバスツアーとか楽しかったから、ああいうロケもいいよね。あとはさ、僕と大下さんの評が今月みたいに真逆のことがあるから、たまに、もうひとりくらい入ってもらって、あれこれ語り合いながらやるのも楽しいかもね。慎吾? いいんじゃない?



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