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これまで、のべ8人と対戦し、17問中8問正解している香取編集長。英語だけでなく、ニュースの知識も確実に向上しているようです。今回のお相手は、フローラン・ダバディーさん。スルドイ考察力とスピーディーなトークを武器に、香取編集長を圧倒!?

  「2月から4月はそういう季節だと聞いています。ちょうど季節だから、風に飛ばされて…」とダバディーさん。too bad!です…が、ちょっと難しい問題ですよね、コレ。香取編集長的正解は、「戦争の後にたくさんのスギを植えて、そのスギが大人の木になって、たくさんの花粉を撒き散らし始めたから」でした。鼻水、くしゃみ、目のかゆみ…いまや国民の5人に1人が悩まされているという「スギ花粉症」。でもスギといえば、縄文の昔から自生し、建築材料などに使われてきた日本の代表的な樹木。当然、昔から花粉を撒き散らしていたはずなのに、最近になってなぜ人間は花粉症になるようになったのでしょうか?実は昭和30年代、建築資材用として各地の山に大量に杉の木が植えられました。そのスギが大人の木に成長し、これまでには考えられない量のスギ花粉を飛ばし始めた昭和50年頃から、花粉症患者が急激に増え始めたのです。もちろん、それに加え、ディーゼル排ガスによる大気汚染や、地面のアスファルト化、更に食生活の欧米化による体質の変化なども原因と考えられています。では、去年までは平気だったのに今年急に花粉症になったという話をよく聞きますがこれはどういうことなんでしょうか? これは花粉に反応して体内に作られる物質(抗体)が徐々に増えてきて、コップの水があふれるように、ある量を超えてしまうと、突然花粉にアレルギー反応を起こすようになってしまうのです。このコップの大きさは個人差があるので、花粉症になる人ならない人、その時期に差が出てくるという訳なんです。花粉症は、スギの木の多い山間部よりも大都市のほうが患者が多いといいます。やはり現代生活の何かが花粉症を引き起こしているんでしょうね。ちなみに、ヨーロッパでは牧草による花粉症が多いそうですよ。
  「ハト派!!」と答えた香取編集長はtoo bad!勘だけで答えてましたよね、絶対。「簡単に言えば、『タカ派』というのは自分の考えを相手に妥協せず主張していく人。で、『ハト派』というのはその逆で包容力を持って相手と妥協して事を進めようとする人のこと」とダバディーさんが説明してくれましたけど、わかりましたか、編集長?で、ブッシュ大統領なんですが、彼の政策を一言で表すと「ユニラテラリズム(unilateralism)」…自国本位の一方的外交、つまりアメリカのことを第一に考える政策です。地球温暖化防止のため二酸化炭素を減らそうという国際的な動きには、「地球が多少温暖化してもアメリカの工業を活発化させたい!」という考えから消極的な態度をとり、日本が国連に提出した核廃絶決議案にも反対。また、他国が核兵器を持つことには反対しておきながら、自分達では核実験を強行したりしています。当然こうした態度には、「アメリカが良ければ何でもいいのか」という批判が各国から噴出しています。ブッシュ大統領の「タカ派」的行動はテキサス州知事時代にもありました。隣のカリフォルニア州で大停電が起きたとき、当時のブッシュさんはテキサス州から電力を支援しませんでした。また、アメリカで死刑執行が一番多いのがこのテキサス州。ブッシュさんは知事時代、年間40人という州単位での死刑執行新記録も作ってしまっています。このように、ブッシュ大統領は自分の理念・主張を貫くためには強行に対処していくことが多いので、「タカ派」と言われているのです。ちなみに、そんなブッシュ大統領は敬虔なクリスチャンでもあります。常に聖書に基づいた「善と悪」が明確にあるようで、悪に対してはどんなことも許されると考えがちと言われています。だから、「悪の枢軸国」とかテロに対する戦争を「十字軍戦争」とかと言ってしまうのも、そこからくるみたいですね。「(ブッシュ大統領は)もうちょっと包容力を持った方がいい。でも、歴史的に見ていくと、ずっとそういう(タカ派的な)行動をしているから、いまの政策も『ああ、なるほどな』という感じですね」とダバディーさん。
  「ゲーム」と答えた後、あわてて「アニメ」と答え直した香取編集長。まあいいでしょう。good!です。石原都知事はアニメーションを戦略的産業として位置づけ、バックアップする政策を検討するようです。でも、なぜアニメーションなんでしょうか?日本のアニメーションは実に1兆円産業!そのレベルの高さから世界一のシェアを誇っています。その日本のアニメ制作会社のおよそ9割が東京に集中しており、その中でも特に杉並区と練馬区に集中しているのです。昭和30年代、練馬区には日本初の劇場用アニメ「白蛇伝」を制作した「東映動画」や、日本初の本格テレビアニメ「鉄腕アトム」を制作した手塚治虫さんの「虫プロ」が設立されたのをキッカケにアニメ制作会社が次々とできました。また杉並区には大手アニメ制作プロダクションの「東京ムービー」、そして、社会現象まで引き起こした「機動戦士ガンダム」を手がけたことでも知られる「サンライズ」が設立されたのがきっかけだと言われています。アニメの世界は制作から納品まで総ての作業がつながっていくため、小さなプロダクションや下請けの会社が近くに集まるようになったのです。その結果、練馬と杉並の2つの区にアニメ関連会社が集中しているのです。ちなみに、ベルリン国際映画祭でグランプリを獲った「千と千尋の神隠し」の宮崎駿監督も最初は練馬に住んでいて、その後、杉並区に事務所を構えていたんですよ。やはり練馬と杉並なんですね。
  「警察の中のスペシャリスト」と答えたダバディーさん。good!です。犯人逮捕への重要な手がかりとなる「似顔絵」。誰が作成しているのかというと…実は絵心のある普通の警察官が描いていたんです。例えば警視庁の場合、似顔絵を描くのは、高校の美術部出身の警察官など、たった3人しかいなかったんです。しかしその3人も退職が近くなり、また犯罪の増加から要請にこたえられなくなったといういことで、2年前、「似顔絵捜査員」制度が作られました。これは全警察官に募集をかけ、「われこそ絵が得意」と応募してきたおよそ100人の中から31人を選んだものです。彼らは普段、普通の警察官ですが、事件がおき、要請があればすぐさま現場に行き、似顔絵を描くのです。過去に、本職の画家に依頼して似顔絵を描いてもらったところ、絵は雰囲気よりも骨格が重視されてしまったために捜査には使えなかったそうです。その似顔絵を描く時ですが、印象を聞いて一番困るのは「普通の人だった」と言われることだとか。
というわけで、香取編集長、ダバディーさんともに、2問中1問正解で、引き分けでした。それにしても、ダバディーさんのトーク、凄かったですよね。

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