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皆さんは覚えていますか、上海で起きた超ロン毛女性と、美容院の間に起きたあのトラブルを…。
SmaSTATION!!で過去3回にも渡って取り上げ、現地取材まで行ったこの事件は、16年間かけて伸ばした1.3メートルもの自慢の黒髪を、美容院でのシャンプーで台無しにされた女性・郭敏(カクビン)さんが、店側を相手取って日本円にして約56万円の損害賠償を求める裁判を起こした、というもの。実は、この裁判の一審判決が出たのです。
上海市虹口区人民法廷で行わた裁判(裁判長・朱暁鳴)では、原告の髪の毛を華東理工大学分析測試センターが分析した結果なども報告されました。それによると「固まった髪の毛に混在している付着物の中に窒素(N)、硫黄(S)、と油脂的な物質が含まれていた。髪の塊の中に窒素(N)、硫黄(S)物質が有った主な原因は(原告が使っていた)スプレーの凝固質と、洗髪のシャンプー及びリンス等から構成された物」というものでした。しかし、「原告の髪が固まったのは、洗髪している過程に発生したのも事実。被告はプロとして、原告より専門知識が有るべきなのは当然な事であり、見て直ぐに判る常識も有るべき。従って、被告は民事責任を負うべき」とし、精神的苦痛や仕事を休んだ保証などとして、合わせて7680元の支払いを被告に命じる、というものでした。
しかし、「16年間、大切に伸ばしていた髪を台無しにされた」事への被告の責任はゼロ、と裁判所が判断した事に対しては、郭さんも「判決には従うつもりだが、一番訴えたかった16年間の苦労が全く認められなかった事は不満」とコメントしてくれました。
一方、店側はこの判決を不服として、控訴する方針。その場合、判決書が届いた日から15日以内に上海市第2中級人民法廷本院に上訴しなければなりません。
中国の裁判は二審制。この騒動、完全決着するまでにはもう少し時間がかかる!? |
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