語ってくれましたが、どれも興味深いものばかりでした。演奏も実にエキサイティングでしたね。 少年時代から厳しい練習を積んできたラン・ランのようなピアニストでも、やはりマンガやアニメが大好きな普通の子供と同じ側面を持
知る休日」。先週に続いて、普段は目にすることのできない東京藝大の様子をお伝えいたしました。 ピアノを備えた個人練習室が廊下にずらりと並ぶ光景は、一般の大学では見ることのできないものですよね。100室以上もあるという数の
によかったですよね。 優勝したヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールでのエピソードで披露された辻井さんの練習方法はとても興味深いものでした。目の見えない辻井さんがどうやって楽譜を覚えるのか。よくCDで聴いて覚え
を披露してくれましたが、19歳でありながら仮想51歳となって弾くという発想法はかなりユニーク。 木嶋真優さんは「練習が大嫌い」というお話が意外でした。しかしお話を聞くと、練習嫌いであるがゆえに、少しでも練習の効率を高める
いうのですから、驚かずにはいられません。 佐治さんが挙げていた3つのポイントは、「よい演奏はしつけから」「できても練習」「仲間と一体になる」。音楽監督である以前に、まず教育者であることがよくわかります。オーケストラのメンバー全
席を沸かせました。 LEOさんは箏という伝統楽器を奏でながらも、前例のない道を切り開く新世代のアーティストです。練習場面で箏にギターのエフェクターをつなげていたのにはびっくり。曲は現代の作品で、肥後一郎作曲の「箏と弦楽
。ブリーズバンドとは7人制吹奏楽という番組発の合奏スタイルです。コロナ禍のなか、従来のように大勢が集まって練習や演奏をするのは難しいだろうという発想から生まれた合奏スタイルですが、その本質は7人全員が主役で
ンパネラ」には複数のバージョンがあります。今回阪田さんが弾いたのは初稿と呼ばれる「パガニーニによる超絶技巧練習曲」に収められた「ラ・カンパネラ」。めったに演奏されません。一般的に演奏されるのはこれを改訂した「パガニーニに
音楽家たち。コンクールの入賞者がこんなふうに率直に質問に答えてくれる機会は貴重です。コンクール本番直前の練習法について、反田さんとガジェヴさんはそれぞれ自分なりの方法を見つけているようでしたが、本番をフレッシ
、ユーフォニアム、ホルン2、テューバ、サクソフォン、クラリネットの編成で「裸の心」を演奏してくれました。これはかなり練習をがんばったはず。聴く人の耳をとらえて離さないピュアな音楽に胸を打たれました。 飯尾洋一(音楽ジャーナ