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安藤美姫トリノ初練習に現る!
荒川静香も順調な仕上がり!<小松靖> |
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日本勢にまだメダルが出ていません。
あと1歩という、本当に惜しい成績が続いている日本代表ですが、いよいよ週明け、メダル獲得の期待のかかる、
フィギュアスケート女子の競技がスタートします。 |
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日本からは、荒川静香、村主章枝、安藤美姫の3人が世界に挑戦。
日本女子フィギュアがオリンピックで3人の出場枠を獲得したのは、
1968年グルノーブル大会以来38年ぶりの快挙なんです。
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フィギュアの公式練習リンク内 |
直前合宿地のクールマイヨールから、いよいよトリノ市内に乗り込んできた3人。
ショートプログラムの本番まであと4日と迫ったこの日は、
市内の練習施設で公式練習が行われました。
会場に集まったマスコミの規模からも、注目度が伺えます。
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日本報道陣も多数終結

リンクをバックに |
この日は村主選手がオフで、荒川選手、そしてトリノ入りして初めて
公式練習に参加した安藤選手がリンクに姿を現しました。
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安藤美姫選手トリノで初練習 |
安藤選手は、お正月のトリノ合宿以来となるトリノの氷を踏みしめます。
練習会場のパラギアッチョ競技場のリンクいっぱいを使って、
スケーティング、ステップ、スピン、ジャンプと徐々に練習のペースを上げる安藤選手。ショートプログラム、そして夜の練習ではフリーの音楽に合わせ、
プログラムの大半を通しで練習。難しい組み合わせで3-3回転を跳ぶなど、
ジャンプの調子はまずまずといったところでしょうか。
4回転にも3度挑戦しました。
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切れが増した滑り |
印象としては、グランプリファイナルや全日本選手権の頃に比べると、
かなり体が締まった印象があります。その分、スピンやジャンプに
切れが出てきた感じがしました。
先日の会見では、本番での4回転ジャンプ挑戦を初めてはっきりと
宣言したことですし、今回のミキティは何かをやってくれそうな予感がします。
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荒川静香選手の伸びやかな肢体 |
一方、トリノが2度目のオリンピックとなる荒川選手は、
一足先にトリノ入りして連日順調に調整を続けています。
この日は、ショート、フリーの曲に合わせ滑りを確かめました。
また、3-3-2回転の3連続ジャンプもしっかり試していました。
荒川選手はトリノ入りして以来、練習こそ公開するものの、
我々メディアにその気持ちを語ることはしていません。
余計な雑音はシャットアウトして、ひたすら演技に向かう姿勢が伺えます。
でも、練習後バスに乗り込むときなどは、我々に笑顔で手を振ってくれるんですよ。
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練習後の荒川選手 |
本番で荒川選手がフリーで使用する曲が、オペラの「トゥーランドット」なんですが、
開会式に世界の3大テノール、パバロッティがこの「トゥーランドット」の名場面
「ビンチェロ(誰も寝てはならぬ)」を熱唱したことで、「今回運命を感じた」という荒川選手。
金メダルに最も近い日本人選手として、本番のリンクの上で思い切り滑ってほしいと思います。
そして、もちろん、審判達ですら切望してやまないという、荒川静香の「イナバウアー」で世界を魅了してください。楽しみにしています。
またこの日は完全オフとした村主章枝選手も、トリノ入りしてからの練習では、
ジャンプも軽やかさを増し、いよいよ本番に向け仕上げの段階に入ってきています。
今までにない最強布陣で臨む、日本女子フィギュア、
最高のパフォーマンスで、最高の笑顔を最後に見せてください。
がんばれ!FORZA NIPPON!
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目指せ金メダル |