■番組概要

震災被害を体感する~「人の目線」で感じる津波の恐怖~

「震度7の揺れ」「巨大津波」「津波火災」「避難所生活」―
1年に1度の3月11日だからこそ東日本大震災で何が起きたのか、将来起こる震災にどう備えるべきなのかを改めて考えるために、番組ではバーチャル技術と人の目線カメラを通して、被災された方々の経験を伝えます。

【中継】津波の恐ろしさ「あの日のまま」

地震発生当時、約170人の生徒がいながら全員が助かった宮城県の気仙沼向洋高校。
津波に襲われた校舎はあの日のままです。
バーチャル技術と人の目線カメラを使い、「津波の高さ」「スピード」「強さ」など津波の恐ろしさを伝えます。


【津波火災から復興歩む街】

高さ11mを超える津波が襲来、さらに津波は火災も引き起こし街は真っ赤な炎に包まれました。
規模の大きさに消火活動は困難を極め、鎮火したのは10日以上過ぎてからのことです。
当時住民の方はどう避難したのか、消火活動にあたった消防隊は。
それぞれの当時の状況を目線カメラを使って描きます。
また、津波火災が起こるメカニズムを検証し、次の災害にどう備えればよいのかを学びます。


【九死に一生…将来への『ヒント』】

津波にのまれながらも生還を果たした方々がいます。
津波が迫る中、映像に映っていた男性。
車で避難している最中に津波にのみこまれました。
男性はどのように危機を乗り越えたのか…。
生還できた理由を語っていただきました。


【7年後の街の現実】

津波で町長ら40人が犠牲となった岩手県大槌町では、旧役場庁舎の保存、解体を巡って議論が再燃。
旧役場庁舎前から、地震発生後の職員の行動を目線カメラで伝えます。
福島・双葉町では、ようやく除染が始まりましたが、そこに住民の姿はありません。
黒い袋、さまようイノシシ…。一時帰宅した住民の目から見た故郷は。
番組では、被災した街の7年後の現状を取材しました。

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