番組概要

大震災直後に被災地からメッセージをテレビに託した人たちは今…。
地震と津波の被害から復興は、この2年間どう進んでいるのか…。
一方では、大震災で四散した「思い出の証」を持ち主に返そうとする動きも国内外で起きている。

ナビゲーター:
中村雅俊(俳優 宮城県女川町出身)
市川寛子(テレビ朝日アナウンサー)

被災地からの伝言(メッセージ)

津波で亡くなった父親にメッセージを呼びかける石巻市の内海喜貴さん

 大震災直後から報道特番で放送した「被災地からの伝言」。被災した当人が登場。5歳の保育園児から97歳のお婆ちゃんまで、500人近い人々が画面を通じてその思いを訴えた。
 涙ながらに行方不明の家族の捜索を訴えた人。津波に飲まれた自宅や事業の再生を誓った人。遠い避難先から故郷に帰りたい、と訴えた20キロ圏内警戒区域の人々・・・
 あれから2度目の冬…私たちは再びあの人たちを訪ね歩いた。そこで見た現実とは。

復興を見つめて

陸前高田市の一本松

 被災地の中でも、特に被害の大きかった場所の一つ岩手・陸前高田市。
 「報道ステーション」ではこの街の復興を記録し続ける「復興を見つめて」という特集を、9回に渡りシリーズで放送してきた。 テーマは、「人」と「風景」の定点観測。
 今回は、3~4人の主人公について放送してきたものを、ひとまとめに再編集。現状取材を加え、人と街の2年間の復興を風景の「同ポジ変化」をはさみながら描く。

“失われた証”を探して

津波で流されたVTRを復元

 地震・津波は人々から様々なモノを奪い去った。写真や愛用した品々…大切な想い出が満ちた、数々のかけがえの無いモノ。それがいま「ガレキ」として四散している。
 しかしいま、そうした「想い出の証」を持ち主の元に返そうとする動きが、各地で起きている。
 私たちは、震災により四散した「失われたモノ」を探し、持ち主に返そうとする動きなどに密着取材。
 止まったままの「二年の時間」がいま、動き出す。
 ◆「海を越えた“震災漂着物”」(ハワイ・アラスカ他)
 ◆「被災地の深海数百メートル…豊かな海復活のきざし」
 ◆「被災地の倉庫に眠る、“失われた思い出”」

スーパーJチャンネルSP

“震災”いまも・・・732日目の現実

去年4月、約1年ぶりに立ち入りが可能になった原発から15キロの街・福島県南相馬市、そして津波で甚大な被害を受けた宮城県気仙沼市からの2元中継を中心に、被災各地から3時間生中継。
LIVEとVTRで、伝えるべき「二つの現実」を提示する。

2013年3月11日(月)午後1時55分~
出演者:渡辺宜嗣・上山千穂(テレビ朝日アナウンサー)
コメンテーター:大谷昭宏