
番組概要
東日本大震災から3年・・・復興への“新たな壁”と“遺構問題”に揺れる被災地―― 一方、原発周辺では未だに手つかずの町が。未来への“負の遺産”をどうするのか。そして“教訓”をどう未来に伝えていくのか。あれから丸3年が経過した被災地の“すがた”を現地から生リポートする。
第一部 3年経っても“あの日のまま”・・・なぜ?
地震、津波、そして原発・・・“三重被災の町”の3年後の現実
▼福島県浪江町・・・福島第一原発から5km 現在も全町民が避難
1年前の特番当時は立入禁止だった区域にカメラが入る。
3年経っても手つかずの津波による惨状と、あの日のまま残る「無人の町」。
地震・津波・原発の“三重被災の町”の3年後の“すがた”とは――
そして間近に見える福島第一原発の過酷な現実を詳細にリポート。
第二部 3年後 復興進む中で・・・新たなジレンマ
被災地のジレンマ 新たな町づくりと“風化”の狭間で
▼宮城県南三陸町・・・43人が犠牲となった防災庁舎の解体問題に揺れる
2年前の特番でもお伝えした甚大な被害を受けた町は、どこまで復興が進んだのか。
当時の映像と現在のライブ映像でこの3年間をビジュアル化。
街づくりを阻む3年後の新たな問題を現地からリポート。
▼【復興に新たな壁も・・・“最前線”の現状は】
集団移転の方針をめぐって市と住民が対立、なかなか復興が進まない町。
そのすぐ隣には、被災地で最も早く集団移転が実現しようとしている町も。
二つの地域の明暗を分けているものは何なのか、検証しリポートする。
第三部 あれから3年・・・震災はいまも
未来への“負の遺産”を残した私たちが考えなければならないこととは
・進んだもの、進まぬもの…数字で見る3年
・津波の恐ろしさを100年・1000年後の人々に伝えることはできるか
・福島第一原発「40年で廃炉」計画の綻び
・密着3年・全域避難の村 高まる甲状腺がんへの不安と杜撰な帰村計画
空から見た“被災地の3年”
番組中、岩手~宮城~福島と、ヘリで被災地沿岸を上空からリポート。それぞれの地で震災前と直後の空撮映像を現在の上空からのLIVE映像と比較。被災地のありし日の姿と震災後の3年の変化を視覚的に表現。空から見た"被災地の3年"を追う。
これまでの震災特別番組
フラガール ~未来へつなぐメッセージ~
原発事故に揺れ動く福島の現実と復興に歩む姿を被災したフラガールの目線で3年間追い続けてきた。最終章となる今回は、営業再開後のいわき市を舞台に、双葉町出身の新リーダー大森さんと仮設住宅で暮らす双葉町の人々の姿に迫った完全密着ドキュメント。