

2011年9月7日
2001年9月11日、ニューヨークの世界貿易センタービルで銀行員として働いていた夫を亡くした杉山晴美さん。周囲に支えられてきたこの10年間、杉山さんは、いつか恩返しをしたいと考えてきた。そんな時、寂しさや無力感を感じている人に対話を通じて前向きに生きる力を引き出す“精神対話士”の存在を知り、子育ての傍ら資格を取得した。その数カ月後の3月11日、東日本大震災が起こった。被災者の力になりたいと思いながらも、精神対話士として一度も現場に出たことのない杉山さんは、被災地入りを躊躇。時だけが過ぎていくなか、子どもたちの後押しで、被災地へ行く決意を固めた。同じ悲しみや苦しみを経験した自分だからできること。新たな一歩を踏み出した杉山さんの活動に密着した。