

2013年3月19日
去年10月5日、青森市のアパートで、太田しのぶさん(31)の遺体が発見された。遺体は全裸で、側には犬用の首輪があった。首輪につながれた半径2mほどしか動けない監禁状態にあったとみられる。死因は、数日にわたって受けた暴力による多臓器不全だった。警察は、通報してきた同居中のトラック運転手・桑野貴志被告(逮捕当時38)を逮捕した。当初は、男女間のトラブルが原因と思われた。しかし、1週間後、事件は意外な展開をみせる。去年10月13日、警察は、主犯とみられる齋藤真紀被告(40)、蝦名勝俊被告(38)、小形将人被告(37)の3人を新たに逮捕。去年11月に傷害致死容疑で起訴された。死亡した太田さんを含め、齋藤被告以外の4人は対等の立場だった。警察によると、齋藤被告の指示で、3人の男たちは、太田さんに繰り返し暴力を加え、死に至らしめていた。そこには、心をも支配する呪縛の構図があった。
青森市内で育った齋藤被告は、中学生の時、マドンナ的な存在だったという。数年前の齋藤被告を知る女性は、「常に年下の男たちを従えていて、仕事はしていないのに常に数十万円の金を持っていた」と話す。齋藤被告は、“除霊”の能力があるとして、周囲に人を従えていたという。10年ほど前に齋藤被告から除霊を受けた女性に話を聞いた。除霊の方法は、齋藤被告が輪の真ん中にいて、オーラがない人が、齋藤被告とオーラがある人の間に入って手をつなぐというもの。除霊をするのに金は取られないが、そこから深い付き合いが始まっていくという。彼女は、齋藤被告を信じ切り、当時勤めていた仕事を辞めた。齋藤被告が『自分が経営する洋品店の支店を任せる』と言ったからだ。しかし、齋藤被告の言う店は、住所すら存在しなかった。実は、齋藤被告の狙いは別にあった。彼女の知人にまとまった金を持っている女性がいた。その女性が、齋藤被告の店の資金として200万円を貸すと、突如、齋藤被告は姿を消した。女性は、青森市内の駐車場を周り、齋藤被告の車を探し出した。全面をバスタオルで覆った車の中で、齋藤被告は息をひそめていた。見つかった齋藤被告からは謝罪の言葉はなかったという。結局、この時に貸した金は、齋藤被告の両親が分割で返済した。その後、父親は他界したという。
死亡した太田さんも青森市内で育った。市内で雑貨店の店長もしていたが、3〜4年前に辞めている。
動画視聴推奨環境について
Microsoft Edge、Google Chrome の最新版を推奨環境としております。