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2013年5月27日

五輪レスリング復活の鍵…松岡修造がIOC幹部に聞く

五輪レスリング復活の鍵…松岡修造がIOC幹部に聞く

2月、2020年オリンピックの中核競技から除外されたレスリング。レスリングは、どうすればオリンピック競技に残ることができるのか。IOC=国際オリンピック委員会のクレイグ・リーディー副会長に話を聞いた。リーディー氏は、2月に中核競技からの除外を決めた理事会メンバーの一人だ。競技を絞り込む際のIOCの評価基準は、歴史・伝統、人気や国際性など、8部門39項目だが、ポイントとなるのが“近代化”だという。リーディー氏は「近代化が競技のするべきことだと認識している。競技の定義は、競い合うということ。オリンピックを目指すのであれば、競技同士で競い合わなければならない。これは地球上で最大のショーに参加するための競争だ」と話す。レスリングは、“迫力”に欠けるため、見る人の興味を引くことが難しいと指摘する。テレビの視聴率が、それを裏付けているという。スポーツ専門の調査会社によると、世界で、普段、レスリングをテレビ観戦する18歳以上の視聴者は、推定で約1500万人。それに対し、人気競技のサッカーは約20億人に上る。リーディー氏は、「レスリングはルールが複雑。よりエキサイティングに、より理解しやすくする必要がある」と指摘する。レスリングがオリンピック競技として生き残る鍵は、“ルールの見直し”。ただし、ルールを変えるということになれば、レスリングという競技そのものを変えてしまうことになりかねない。

国際レスリング連盟は、今回の問題に、どう向き合おうとしているのか。そこで、スイス・ベベイに本部を構える国際レスリング連盟を訪ねた。国際レスリング連盟が、中核競技から除外された直後に前会長を不信任とし、改革を託したのがネナド・ラロビッチ会長だ。ラロビッチ氏は、「私の仕事はレスリングを救うこと。レスリングはとても古く伝統的で、オリンピック的なものだから、絶対に何も起こらないと思っていた。ほかのすべての競技が取り入れている近代的な要求を気にかけなかった」と話す。ラロビッチ氏は、高い語学力を生かし、世界中の関係者とルールの見直しなどについて話し合ってきた。観客にわかりやすく、おもしろく見てもらうため、すでに新たなルールを準備しているという。そのうちの一つが、勝敗の決め方。フォールなどを除き、古いルールでは、“2分1ピリオド”を3回行い、より多くピリオドを取ったほうを勝者としていた。

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