初夏、新緑の大地に色鮮やかな花々が咲き誇るスイス。1年で最も華やぐ季節に、雄大なアルプスの山麓を巡る旅が始まります。チューリヒを出発した列車は、古都ベルンに立ち寄り、レマン湖へ。湖の畔に広がるブドウ畑や、伝説の花ナルシスの群生地を訪れます。モントルーから中世の街ルツェルンまでは、人気の絶景ルート、ゴールデンパス・ラインを走ります。パノラマ列車の大きな窓に映し出されるのは、ピンクや黄色に染まる花の絨毯。絵本の世界に迷いこんだかのような風景が続きます。さらに登山鉄道に乗り込み、目指すは氷河。アイガー、メンヒ、ユングフラウといった名峰に大接近します。後半は蒸気機関車や、断崖絶壁を走るピラトゥス鉄道など個性豊かな列車が次々と登場。アルプス伝統の祭りやホルン演奏など、スイスならではの光景にも出会います。