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今回の放送で紹介した地震対策。まだまだ、対策方法はあります。
もしもの場合に備えて、対策方法を頭にインプットしておいては…?
 デパートの建物自体が倒壊する心配はほとんどありません。むしろ注意すべきなのは、天井や照明の落下や、商品ケースなどの転倒。特に危険な売り場は、電気製品売場と食器売場です。テレビや冷蔵庫の下敷きになれば、命の危険も! また、大量のガラス製品が積み重ねられている食器売場も非常に危険。デパートの中で大地震にあった場合は衣料品売場か、階段の踊り場、トイレに一時避難しましょう。
 映画館は建物が倒壊する可能性は少ないですが、柱が少ないため、天井が落下する可能性があります。そのため、不用意に立ち上がるのは危険。まずは椅子と椅子の間に身を伏せること。天井が落下しても、致命傷だけは免れることができます。
 まずは焦らずに、非常用電話ボタンを押し外部に連絡しましょう。しかし巨大地震の場合、救助までに相当の時間がかかります。自力で脱出しなければならない時は、非常停止ボタンを押せば、ドアが手動で開くようになるので、上下どちらかの階へ脱出すること。ドアがどうしても開かなければ、天井の脱出口から外へ出ます。ワイヤーが切れて落下する心配は、ほとんどないと思ってよいでしょう。
 一番危険なのは、自動販売機のそばにいること。自販機は倒れやすく、子供などは命取りになります。また、窓ガラスや広告塔などの落下物も危険。建物沿いにはなるべくいないほうが良いでしょう。道路が広い場合は、道路の中央付近で頭部を保護するのがベスト。ただし、アーケード型の商店街は屋根が落下、崩落することがあるので、必ず建物の中に避難しましょう。建物に逃げ込む時は、間口の広い商店は危険。柱が少なく、天井が崩れる可能性があります。転倒物の多い電気器具店、酒屋なども避けたほうが良いでしょう。避難するのにベストな建物は銀行や証券会社など。鉄筋コンクリートの建物なので、倒壊の恐れはなく、転倒してくるようなものもありません。
 最も安全なのはベンチの下。ただし数も少なく、サイズ小さいので、実際には難しいです。電車が停車中であれば、車内へ飛び込むのが安全。電車がいなければ、自販機などから離れ、壁際に体を寄せ、頭部を隠すのがベスト。
 車で危険なのは、急停車や衝突。従って、最前列の左側の一人がけの席、及び最後尾の中央の席は危険です。体を支えるものがなく、前方へ投げ出されてしまいます。日頃からこの席には座らないほうが良いでしょう。
 阪神大震災のときは320カ所の橋で被害がありました。多少なりとも古くなった橋は危険、と考えたほうがいいです。近いほうの岸へ大至急逃げるようにしましょう。高さが低いからといって飛び込むのは危険。水深が浅ければ怪我もするし、可燃性の物質(ガソリンなど)が流れて引火すれば、まず助かりません。また、大勢の人が川に飛び込んでくれば、皆でつかみ合って、大量溺死の可能性もあります。
 ちなみに歩道橋は、相当危険と思ったほうが良いでしょう。不運にも歩道橋の上で地震にあったら、可能な限り素早く渡り切ること。それも出来ないほど揺れが大きい場合は、しゃがみこんで柵にしがみつくこと。
 もしも山の斜面にいて、山崩れにあったら、斜面を下に逃げるのは間違い。山崩れは秒速120メートル。全速力でも逃げ切れません。横方向へ逃げるのが最善の策。
 海岸沿いで地震にあったら、とにかく高台やビルの屋上へ逃げるのが大前提。津波襲来はおよそ10〜30分後。ただし震源が近い場合などは、もっと早く襲ってくることもあります。関東大震災では5分後に、熱海に12メートルの波が襲来しています。前兆としては、海鳴りがする、潮が大きく引いたなど。この時はほぼ100%の確立で津波が来ると思ったほうが良いでしょう。
 地震になると、大型道路での車の通行は規制されます。
都内の主な道路は以下のような処置を取るので、注意しましょう。
・ 環七通りと第2京浜の内側は全面通行禁止。
・ 中原街道、目黒通り、川越街道、中仙道、水戸街道、蔵前橋通り、京葉道路は通行禁止。
・ 首都高は全面通行止め。
・ 他県から都内へは乗り入れ禁止。
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