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日本人の5人に1人が患い、心臓病や脳卒中を引き起こす「高血圧」。
特に自覚症状がないだけに危険な病気。あなたは大丈夫ですか?
冬でも薄着で出かける。
普段、ほとんど運動をしない。
ゴハンには、味噌汁と漬物が欠かせない。
禁煙や、禁酒ができない。
すぐに興奮しやすい性質だ。
たまに、接待ゴルフをやる。
昔に比べて確実に太っている。
たぶんカルシウム不足だ。
熱い風呂に入るのが好きだ。
ラーメンの汁は全部飲む。
0〜4個:とりあえずは安心です。
5〜7個:定期的に血圧測定を心掛けましょう。
8個以上:すぐにでも内科を受診しましょう。
※もし血縁者に高血圧の方がいる場合、チェックが3つ以上あれば、一度病院で血圧測定を受けることをオススメします。
 高血圧は血液が流れる時に、血管の壁に加える圧力「血圧」が異常に高くなる状態のこと。通常、血圧は上(心臓から血液を送り出す時の圧力)と下の数値(新しい血を心臓に呼び込む時の圧力)を測定します。正常であれば、上が130未満、下が85未満。ところが、上と下のどちらか一方でも数値がオーバーしていれば、高血圧と診断されます。重症の場合は、上が180以上、下が110以上にもなります。
 高血圧を放置しておくと、心臓と血管に過剰な負担がかかります。特に血管は、硬く・モロくなる動脈硬化という状態になり、破れたり詰まったりするリスクが高まります。そして、心筋梗塞や脳卒中といった危険な病気を引き起こす原因となります。
 高血圧になる最大の原因は、塩分の摂りすぎと肥満。塩分を摂りすぎると、血液中のナトリウムの濃度が高くなり、それを薄めるために体内の水分が血管に流れ込み、血圧が高まります。また、肥満になると心臓の負担が増します。体重が1キロ増えると、毛細血管はなんと1500メートルも長くなると言われています。すると、その隅々に血を行き渡らせるために、心臓から送り出す血液の量が増えて、血圧が上昇するのです。また、タバコの吸いすぎや酒の飲みすぎ、脂っこい食事などは血圧を上げるので要注意! 予防対策としては、減塩。1日の塩分摂取量は10グラム以下が理想的です。また同時に、カルシウムや食物繊維、血液中のナトリウムを減らすカリウムを積極的に摂取しましょう。ちなみにカリウムはバナナ、ジャガイモ、昆布、大豆、トマト、リンゴなどに多く含まれます。
 重症の場合は、熱い風呂に長く入ったり、興奮し過ぎたり、冬に薄着で出かけたりすると、急激に血圧が上がるので危険です。また、早朝に起きて心身ともにプレッシャーのかかる「接待ゴルフ」の真っ最中に、脳卒中や心臓病の発作が多発しているので気をつけましょう。
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