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ケイジバン
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――番組でも話題になってましたが、香取編集長同様、髪を随分お切りになられましたね。
これ、2週間前に切ったんですけど、自分ではかなりバッサリと切った感じだったんですよ。
急に頭が寒くなったりしてね。でも、香取くんが坊主だったんで…負けちゃいましたねぇ(笑)。

――髪型同様、スマステの内容も前回ご出演時とはかなり変わりましたが…。
そうですよね。ベラベラが面白くなってましたね。より実践的というか…スタジオで見ていて、すぐにでも海外旅行に行きたくなってしまったくらい。今日のフレーズを、ぜひ機内で使いたいですね。

――さて、今回の大きな柱であった大地震特集ですが、乙武さんは日ごろから対策をしているとのお話でしたよね。
はい。リュックサックに非常食などを詰めてあるんですよ。僕自身はそういうのは無頓着な方なので、自分ひとりでは絶対にしないんですけど、妻がしっかりしていて(笑)。

――素敵なパートナーですね。
本当に。だから、もし地震が起こったりしたら、妻のことが心配ですね。一緒にいる時ならいいけど、僕が仕事で外に出ていて、家に妻がひとりの時に起こったりしたら…。皆さん、そうなんじゃないでしょうか。
愛する家族と離れている時に地震が起こることが、いちばん怖いと思います。

――確かに。地震もそうですし、アルカイダが宣言した東京攻撃も心配ですね。
そう、そのテロの問題なんですが、日本はテロを起こすという行為に対する非難だけで、その背景に目を向けていないんですよね。そういう報道も、あまりないですし…。ニューヨークの時も、一方的に「アメリカがかわいそう」という論調でしたしね。でも、それまでにアメリカだって散々酷いことをしてきたから、その報復をテロという形で受けたわけで…。もちろんテロは許されるべき行為ではないですけど、もう少し公正な目をもって報道すべきなんじゃないかな、と思ってるんです。

――では明るい話題に移りましょう。韓国で日本のドラマが解禁になるというニュースがありましたが…。
今日、いちばん嬉しかったニュースですね。いまこれだけテロとか起こって、平和が無視されているじゃないですか。だから、僕はアジアという同じ地域の者同士で絆を深めていきたいな、という思いが日々強くなってるんです。そんな中で、このニュースでしょ。こうやって日本を受け入れてくれるなんて嬉しいし、逆に日本も同じような姿勢で近隣の国の文化を積極的に受け入れていきたいですよね。日本って、まだどこか欧米に憧れてばかりで、アジアに向けようとしてない印象があるから。これをきっかけに、交流や絆を深めていけるような流れになればいいですよね。

――最後に、乙武さんの今後の活動について教えて下さい。
12月に2冊の本を出すんですよ。1冊は「65」という本で、聖路加国際病院の92歳の先生と僕の対談をまとめたもので…。ちなみに、タイトルの「65」というのは僕らの年齢差なんです。もう1冊は「しごと。」というタイトルで、僕のこの2年間の仕事や考え方をまとめたエッセイ集。視聴者の皆さんにも、ぜひ読んで頂ければ、と思っています。

(乙武洋匡さん・談)
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